「丸山諭吉」神話を解体する -- 増補改訂版 --
安川寿之輔 /著   -- 高文研 -- 2016.10 -- 20cm -- 510p

資料詳細

タイトル 福沢諭吉と丸山眞男
副書名 「丸山諭吉」神話を解体する
版情報 増補改訂版
著者名等 安川寿之輔 /著  
出版 高文研 2016.10
大きさ等 20cm 510p
分類 121.6
個人件名 福沢 諭吉
注記 索引あり
著者紹介 1935年、兵庫県に生まれる。1964年、名古屋大学大学院教育学研究科博士課程修了。近代日本社会(教育)思想史専攻。宮城教育大学、埼玉大学教育学部、名古屋大学教養部・情報文化学部に勤務。98年、定年退職し、わだつみ会、不戦兵士・市民の会などの市民運動に参加。 現在、名古屋大学名誉教授、教育学博士、不戦兵士・市民の会副代表理事。 著書:『福沢諭吉のアジア認識』(高文研)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 なぜ、福沢諭吉が近代日本の知性を代表する人物として、最高額紙幣を飾る評価を得たのか?半世紀にわたって、戦後民主主義を代表する知識人達が作り上げた「福沢神話」の解体に挑み続けた著者の集大成。
要旨 「国のためには財を失ふのみならず、一命をも抛て惜むに足らない」と主張し、大日本帝国の「お師匠様」を自負した国家主義者・帝国主義者の福沢諭吉。その福沢を「典型的な市民的自由主義」の思想家としてイメージを定着させたのが丸山眞男である。今も最高額面紙幣を飾る「福沢神話」の製造者責任を問う!
目次 1 福沢諭吉の「大日本帝国憲法」=「教育勅語」体制評価―丸山真男の無視した福沢の重要論説(“『文明論之概略』=福沢の原理論”の破綻を示すもの―連載社説「日本国会縁起」「国会の前途」;「大日本帝国憲法」=「教育勅語」の賛美と積極的肯定);2 「大日本帝国憲法=教育勅語」体制受容への福沢の思想的道のり(福沢の忠孝思想―儒教主義「反対論」の中身;初期啓蒙期自体の福沢の限界と変容の兆し ほか);3 初期啓蒙期・福沢の思想の見直し―「天は人の上に人を造らず…と云へり」再考(思想史研究の方法―丸山真男の場合;「天は…と云へり。」問題 ほか);4 福沢諭吉をどう評価するか―近代日本最大の保守主義者の素顔と思想(素顔の福沢諭吉;思想家・福沢諭吉は転向したのか ほか);資料 丸山真男の無視した福沢諭吉の重要論説(“『文明論之概略』=福沢の原理論”の破綻を示すもの;「大日本帝国憲法」=「教育勅語」体制の賛美と積極的肯定 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-87498-605-9   4-87498-605-6
書誌番号 1113425828
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113425828

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