不在と無のあいだで --
中島義道 /著   -- ぷねうま舎 -- 2016.10 -- 20cm -- 202p

資料詳細

タイトル 時間と死
副書名 不在と無のあいだで
著者名等 中島義道 /著  
出版 ぷねうま舎 2016.10
大きさ等 20cm 202p
分類 112
件名 時間・空間 , 存在論
著者紹介 1946年生まれ.東京大学法学部卒.同大学院人文科学研究科修士課程修了.ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士).電気通信大学教授を経て,現在は哲学塾主宰.著書に,『時間を哲学する─過去はどこへ行ったのか』(講談社現代新書)など.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 そこにあると思っている客観的世界も、流れてやまないと信じられている時間も、「不在」なのではないか。常識の骨組みを、ひとつひとつ抜き去ってきた哲学者が、ついに「私」の死の問題に挑戦する。
要旨 時間を問い、死の問題に肉迫し、常識的な世界像を脱臼させてきた哲学の道の到達点を示す書下し、さて、この断崖からどこへ跳躍を?カントを出発点として、大森荘蔵の哲学と対話をつづけ、アリストテレス、アウグスチヌス、ヘーゲル、ベルクソン、そしてサルトルからデリダまで、あらゆるタイプの時間論を視野に構築された「不在の哲学」。その切っ先は死の「残酷な意味を剥奪する」地点に至った。「私」が死ぬとは、絶えず湧き出す、新たな“いま”から消滅すること、「有」から「無」への転換ではなく、「不在」から「無」への転換、あらゆる意味で「不在」である「私」が、失うもののない転換なのである。
目次 第1章 時間と「時間」という概念(現在・過去・未来は時間の必然的な存在性格であるのか?;空虚な時間 ほか);第2章 過去が「もうない」とはいかなることか?(想起と過去;大森荘蔵の時間論を批判する ほか);第3章 現在が「ある」とはいかなることか?(アリストテレスの“いま”;アウグスチヌスの現在中心主義 ほか);第4章 未来は「まだない」のか?(未来の非存在);第5章 「私」の死(超越論的統覚と「現存在の感じ」;物自体と英知体 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-906791-62-0   4-906791-62-X
書誌番号 1113427923
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113427923

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