鈴木球子 /著   -- 水声社 -- 2016.11 -- 22cm -- 273p

資料詳細

タイトル サドのエクリチュールと哲学、そして身体
著者名等 鈴木球子 /著  
出版 水声社 2016.11
大きさ等 22cm 273p
分類 950.28
個人件名 サド,ドーナシェン・アルフォンス・フランソア・ド
注記 年譜あり 索引あり
著者紹介 1979年、愛知県豊橋市に生まれる。パリ第四大学(ソルボンヌ)博士課程修了。博士(文学)。専攻は、フランス文学・哲学。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 サドは歴史に翻弄されただけではない。サドの身体は歴史を横切り、それを手玉に取ったのだ。この猥褻な聖侯爵は、その作品とその実在を通して、我々に一つの哲学的難問を突きつけたのである!シュルレアリスムによって賞揚され、精神医学によって診断され、逸話によって引き回されたサドは、はたして一八世紀のサドだったのか?理性によって秩序が編制された啓蒙の時代に、同時代の文芸・思想を捻じ曲げるようにして「道徳」を、そして「自然」を暴力的に書き綴った彼の戦略と射程を見極める。
目次 第1章 美徳を巡る命題(近代と美徳;試練を受ける美徳;ジュスティーヌ・ジュリエット物語);第2章 サドのエクリチュール(言葉の役割;人称;閉鎖空間と抜け穴―語られるものと語られないもの);第3章 サドの哲学(スピノザと機械論的唯物論;政治と宗教;サン・フォンと至高残存;ピウス六世の唯物論;『新ジュスティーヌ』と自然への反抗;魔女と予兆);第4章 エクリチュールと身体(快感を得ること、痛みを感じること;身体の痙攣;言葉と身体)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8010-0203-6   4-8010-0203-X
書誌番号 1113435810
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113435810

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