古代の夢を喰らう中世 -- 歴史文化ライブラリー --
桃崎有一郎 /著   -- 吉川弘文館 -- 2016.12 -- 19cm -- 276p

資料詳細

タイトル 平安京はいらなかった
副書名 古代の夢を喰らう中世
シリーズ名 歴史文化ライブラリー
著者名等 桃崎有一郎 /著  
出版 吉川弘文館 2016.12
大きさ等 19cm 276p
分類 210.36
件名 平安京
注記 文献あり
著者紹介 1978年東京都に生まれる 2001年慶應義塾大学文学部卒業 2007年慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(史学) 現在、高千穂大学商学部教授 〔主要著書・論文〕『中世京都の空間構造と礼節体系』(思文閣出版、2010年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 儀礼を演じる劇場として巨大化した“理想の都”は、ついに天皇でさえも空間を持てあまし、やがて縮小をくり返しながら中世京都へと脱皮していく。「使いにくさ」に目を向け平安京を捉え直した、“千年の都”の本質に迫る刺激的な1冊。
要旨 平安京は必要だったのか―。理念優先で造られ住むには不便だった都市が、その「使いにくさ」を克服し、中世京都へと脱皮していく姿を鮮やかに描く。新視点で平安京を捉え直し、“千年の都”の本質に迫る刺激的な書。
目次 中世からは見えない中世京都―プロローグ;平安京の規格と理念(古代のミヤコと中国の都城―律令国家が求めたもの;平安京の規格―座標系に投影された身分秩序の写像;日本の身分制度―ラベルとしての位階官職、原点としての天皇;平安京の構造と身分制度―観念的な秩序の実体化);実用性なき平安京(平安京を守る朝廷、平安京を破壊する住人;平安京は日本の実情に合わせて造られたか;実用性なき主要街路・朱雀大路;外交の“舞台”としての朱雀大路;祭礼の“舞台”としての朱雀大路);大きすぎた平安京―“平安京図”という妄想(未完成の平安京;衰退する右京;成長する左京;土地があり余る平安京;平安京を埋められない人口;縮小する政務、引きこもる天皇);平安京の解体と“京都”への転生(摂関政治と平安京の再利用―平安京の終わりの始まり;持て余す大内裏、快適な里内裏―仮住まいに永住する天皇;院政が捨てた大内裏―中世京都への脱皮、抜け殻としての平安京;大内裏を諦めなかった男・信西―選択と淘汰の大内裏再建;信西の中世国家設計と正面観主義―“背景セット”としての平安京・大内裏);内裏の適正サイズと大内裏の中世的“有効活用”―エピローグ
ISBN(13)、ISBN 978-4-642-05838-4   4-642-05838-9
書誌番号 1113437159

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 210.36 一般書 利用可 - 2057971633 iLisvirtual
公開 210.3 一般書 貸出中 - 2058215220 iLisvirtual
公開 Map 210.3 一般書 利用可 - 2058066136 iLisvirtual