斎藤貴男 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2016.11 -- 20cm -- 203p

資料詳細

タイトル 失われたもの
著者名等 斎藤貴男 /〔著〕  
出版 みすず書房 2016.11
大きさ等 20cm 203p
分類 914.6
著者紹介 1958年東京生まれ.早稲田大学商学部卒,英国バーミンガム大学大学院修了(国際学MA).新聞・雑誌記者をへてフリージャーナリスト.著書に『機会不平等』(岩波現代文庫)他多数.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 なぜ自分は危機的状況をうがつ仕事を続けてきたのだろう。経済ジャーナリストが、自らの根っこを掘り下げたエッセイ集。漫画家ちばてつやとの対話を収録。
要旨 社会が変わってしまったと感じる人は多いのではないか。失われたものは、誇りを持って生きていける自営業の暮らしと経済。自律した在り方を許容する社会。少年漫画の熱狂。「みんなが手と手を合わせれば」の歌。「ネーミング詐欺」ではない政治の言葉。なぜ自分は危機的状況をうがつ仕事を続けてきたのだろう。経済ジャーナリストである著者は、自らの根っこを掘り下げる。11年間シベリアに抑留された父と東京大空襲の被災者だった母、戦争をひきずる両親は東京・池袋で鉄屑屋を営み、必死に昭和を生き抜いた…。いわゆる戦後民主主義は共同幻想だったのかもしれない。現実には戦争も差別もあった。しかし体験に裏づけられた夢だった。当時と、平和と平等の理想さえ抱けない現在との差は、とてつもなく大きい。時代は新たな殖産興業・富国強兵、米国に寄り添う新しい大日本帝国に向かっているように見える。このままいけば、やがて言いたいことを言う自由さえ消えうせるだろう。「今、大きな渦があって、私たちはその縁にいる…」漫画家ちばてつや氏との25年ぶりの対話を収録。著者の初めてのエッセイ集は、会心の庶民史となった。
目次 自分にとって一番たいせつなもの;東京都豊島区立竹岡養護学園;いのちは言葉から壊れる;走るエイトマンとジャーナリストへの憧れ;戦後・自営業者共同体の街で出会った“知”;酒と煙草と大人の世界;池袋の夜・魔物と暴走の時間;非効率分野に「選択と集中」のシナリオ;『私たちが拓く日本の未来』の主権者;みんなが手と手を合わせれば
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-08542-3   4-622-08542-9
書誌番号 1113438518
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113438518

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