兼本浩祐 /著   -- 日本評論社 -- 2016.12 -- 20cm -- 190p

資料詳細

タイトル 脳を通って私が生まれるとき
著者名等 兼本浩祐 /著  
出版 日本評論社 2016.12
大きさ等 20cm 190p
分類 491.371
件名 , 生理学的心理学
注記 文献あり
著者紹介 愛知医科大学医学部精神科学講座教授。1957年島根県松江市生まれ。1982年京都大学医学部卒業。2001年より現職。専門は精神病理学、神経心理学、臨床てんかん学。著書に『てんかん学ハンドブック』(医学書院)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 こころとは私たちの脳のことなのか。言い換えるなら、私たちは過不足なく脳なのか。臨床にも影響するこの問いに、精神科医が挑む。ゾウリムシからコンピュータまで考察し、意識の謎に迫る。『こころの科学』連載に加筆修正し書籍化。
要旨 こころとは私たちの脳のことなのか。言い換えるなら、私たちは過不足なく脳なのか。こう問うと、若い同僚からすぐに「では、いったい脳以外のどこにこころがあるというのですか」と反論されてしまう。私が脳にいないなんて、脳科学がこれほど進歩した世の中でなんて非常識な、と。しかし、私らしさという性質を考えてみると、社会の中で私がどんな位置どりをしているか、これまで過去に私はどんな行動をしてきたかなど、さまざまな側面があり、脳はそれぞれの側面に対して異なった濃淡をもって関与をしていると考えられる。これをすべて脳の作用の物理的関数だけで解き明かせるのか。クラゲ、赤ん坊、ミラーニューロン、てんかん、ヤスパース…心脳問題に精神科医が挑む。
目次 私は脳の中にいるのか;動物機械・ゾウリムシの確率的知覚;細胞が連なり、神経が生まれ、しかし脳はまだない;空気人形からガンダムへ、そして仮想中枢へ―身体イメージの歴史的変遷;私という現象は命がそうであるように閉鎖系なのか―オートポイエーシス論を通して考える;再入力による仮想中枢の明滅と表象―こころの始まり;マシンは私になれるのか;ミラーニューロンが起こす動作は誰の意図か;閉じる言葉、開かれた言葉;死を超えてあるいはいくばくか残るかもしれない私のこと〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-535-98447-9   4-535-98447-6
書誌番号 1113445166
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113445166

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