石清水物語 --
笠間書院 -- 2016.12 -- 22cm -- 315p

資料詳細

タイトル 中世王朝物語全集 5
各巻タイトル 石清水物語
出版 笠間書院 2016.12
大きさ等 22cm 315p
分類 913.3
件名 物語文学
注記 付:栞 第12号(11p 19cm)
注記 文献あり
内容紹介 院政期から鎌倉時代にかけて生み出された、中世王朝物語全集。第5巻は、木幡の姫君が曲折を経て女御にまで昇る、男主人公の側から見れば悲恋遁世談で、女主人公の側からいうと女の出世を描いた「石清水物語」を収録。原文・現代語訳2段組構成。
要旨 木幡の姫君は、異母兄の秋の君と、武士で義弟の伊予守から思いを寄せられる。やがて入内が予定されるが、伊予守と契りを結ぶに至り、入内は取り消される。その後、老中務宮の後妻となるが、最後は帝寵に浴し、伊予守は出家を遂げる。鎌倉期成立の本作品は悲恋遁世譚の流れをくむ作品と捉えられてきたが、主人公を武士に設定している点、兄妹恋愛譚や男色を織り込んでいる点、帝寵を嘆く女と、出家により一蓮托生を成し遂げる男という従来と逆の構図など、平安朝の王朝物語には見られない特徴を多数有した画期的な作品である。
ISBN(13)、ISBN 978-4-305-40085-7   4-305-40085-5
書誌番号 1113448022
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113448022

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