怪異の時空 --
茂木謙之介 /編著, 一柳廣孝 /監修   -- 青弓社 -- 2016.12 -- 19cm -- 254p

資料詳細

タイトル 怪異とは誰か
シリーズ名 怪異の時空
著者名等 茂木謙之介 /編著, 一柳廣孝 /監修  
出版 青弓社 2016.12
大きさ等 19cm 254p
分類 388.1
件名 怪異
著者紹介 【茂木謙之介】埼玉県生まれ 国立小山工業高等専門学校非常勤講師 専攻は日本近代文化史、表象文化論 共著に『学校文化の史的探究』(東京大学出版会)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:実話怪談にとって「怪異」とは誰か 黒木あるじ述 茂木謙之介聞き手 一柳廣孝聞き手. 表現システムとしての〈怪異〉とノスタルジア 副田賢二著. 皇の奇跡 茂木謙之介著. 弱者のために怨む 谷口基著. 芥川龍之介の文学と「世紀末的な不安」 小谷瑛輔著. 占領地に現れた“幽霊たち” 構大樹著. わたしたちのドラキュラ 中川千帆著. 三島由紀夫とオカルト言説 松下浩幸著. 〈喪主〉としての語り 岡田康介著. ナラティヴの亡霊、あるいは川上弘美「花野」の亡霊論〈hantologie〉 高木信著. 女が語る〈産〉と怪異 倉田容子著
内容紹介 芥川龍之介や三島由紀夫、村上春樹、川上弘美らのテクストに現れる亡霊、ドラキュラ、オカルト、ノスタルジー、出産などの分析を通して、近代における文化規範が怪異と合わせ鏡であることを解き明かす。
要旨 芥川龍之介や三島由紀夫、村上春樹、川上弘美らのテクストと、天皇制・植民地・ナショナリズムといったテーマが交差するとき、そこには“他者”としての怪異が浮上し、私たちを恐怖に陥れる。亡霊、ドラキュラ、オカルト、ノスタルジー、出産などの分析をとおして、怪異が近代における文化規範の合わせ鏡であることを示す。
目次 実話怪談にとって「怪異」とは誰か:黒木あるじインタビュー;第1部 怪異の機能(表現システムとしての“怪異”とノスタルジア―一九二〇年代の文学的想像力と「他者」の変容;皇の奇跡―戦間期地域社会における“瑞祥”言説をめぐって;弱者のために怨む―川村孤松『廻国行脚怪談百物語妖怪研究』について);第2部 “外部”のまなざし(芥川龍之介の文学と「世紀末的な不安」―地震・帝国・怪異;占領地に現れた“幽霊たち”―縮図としての火野葦平「怪談宋公館」;わたしたちのドラキュラ―横溝正史の『髑髏検校』と帝国主義);第3部 “亡霊”たちの現在(三島由紀夫とオカルト言説―「二・二六」表象をめぐって;“喪主”としての語り―村上春樹「七番目の男」から;ナラティヴの亡霊、あるいは川上弘美「花野」の亡霊論(hantologie) ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-9241-4   4-7872-9241-2
書誌番号 1113448466

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