平凡社新書 --
小川後楽 /著   -- 平凡社 -- 2017.1 -- 18cm -- 229p

資料詳細

タイトル 漱石と煎茶
シリーズ名 平凡社新書
著者名等 小川後楽 /著  
出版 平凡社 2017.1
大きさ等 18cm 229p
分類 910.268
件名 茶道 , 草枕
個人件名 夏目 漱石
著者紹介 煎茶家(小川流煎茶6代目家元)。1940年京都生まれ。立命館大学文学部日本史学科卒業。専攻、日本近世思想史。京都造形芸術大学教授を務めた。2016年9月歿。著書に、『煎茶への招待』(NHKライブラリー)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 漱石が『草枕』で近世文人の風雅な趣味「煎茶」をことさら称揚するのはなぜか。「煎茶」の歴史がはぐくんだ精神と漱石の思想の共鳴をとらえ、中国・日本の煎茶史を通して新しい過激な漱石を発見する。
要旨 『草枕』で、主人公の画工は茶を振る舞われる。「濃く甘く、湯加減に出た、重い露を、舌の先へ一しずく宛て(ずつ)落して味って見るのは閑人適意の韻事である」それは、茶の湯ではない文雅な煎茶。なぜここに煎茶が描かれるのか?それはどんな漱石を照らし出すのか?
目次 1 『草枕』と煎茶(『草枕』を読みなおす;『草枕』と煎茶;小川可進の煎茶);2 「煎茶」精神の歴史(茶と文学―唐代「茶道三友」;盧仝の煎茶精神;王朝の伝習としての茶;近世の煎茶精神―尊王と反体制);3 漱石の生涯、学問、思想(歴史と文学;民を済う思想;沸騰する脳漿;熊本と煎茶;狂気と探偵嫌い);4 『草枕』の思想(方法から、時代から;『趣味の遺伝』の戦争;『草枕』の思想)
ISBN(13)、ISBN 978-4-582-85823-5   4-582-85823-6
書誌番号 1113452150

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