国境紛争はいかに決着したのか? --
井出敬二 /著   -- 作品社 -- 2017.2 -- 20cm -- 257p

資料詳細

タイトル 〈中露国境〉交渉史
副書名 国境紛争はいかに決着したのか?
著者名等 井出敬二 /著  
出版 作品社 2017.2
大きさ等 20cm 257p
分類 319.38022
件名 ロシア-外国関係-中国-歴史 , 国際紛争-歴史 , 国境
注記 文献あり 年表あり
著者紹介 1957年生まれ。1980年に外務省入省。外交官。ロシア、中国の日本大使館などで公使を歴任し、現在、外務省国際貿易・経済担当大使。著書に『中国のマスコミとの付き合い方-現役外交官第一線からの報告』(日本僑報社、2005年)ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 2008年、プーチンは実効支配していた領土を、なぜ中国に譲り渡したか?圧力と交渉によって領土問題が決着した「中露国境紛争」。ロシア・中国の日本公使を務めた外交官が、中露の国境交渉と解決の経緯、交渉者の証言を明らかにする。
要旨 2004年、中国とロシアは国境問題を最終決着させ、国境河川の中州である黒瞎子島/大ウスリー島・タラバロフ島の半分などが中国に引き渡された。これは、中国が「係争地域」として長年圧力を加え続け、プーチンが最終的に譲歩を決断したものだった。中露の国境紛争は、さかのぼれば17世紀から存在し、たび重なる武力衝突をも引き起こしてきた。にもかかわらず、最後は“交渉”によって決着するという、きわめて珍しいケースとなった。その歴史的経験から、私たちはロシアと中国を相手にするうえで何を学べるか?ロシア・中国の日本大使館で公使を務めた現役外交官が、両国の重要文献、交渉者の証言、最新の学術研究、現地調査をもとに、交渉を再構成し、両国の歴代指導者と交渉者たちの戦略・戦術を鋭く分析。北方領土と尖閣諸島を考えるための最重要資料となるものである。
目次 第1部 中露国境紛争と交渉の歴史(中露の接触開始から革命まで―ロシアの拡張と「不平等条約」;革命後の両国関係―辛亥革命(一九一一年)とロシア革命(一七年);中華人民共和国とソ連の蜜月と対立;中ソ国境紛争と交渉;ソ連邦崩壊後の中露交渉);第2部 分析と評価(ソ連・ロシアの基本的立場、戦略、戦術;中国の基本的立場、戦略、戦術;中ソ・露国境交渉とはいったい何だったのか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86182-619-1   4-86182-619-5
書誌番号 1113455505

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 319.3 一般書 貸出中 - 2058505008 iLisvirtual
鶴見 公開 Map 319.3 一般書 利用可 - 2058207392 iLisvirtual