マイスター・ディートリッヒからマイスター・エックハルトへ --
長町裕司 /著   -- 春秋社 -- 2017.2 -- 20cm -- 272,3p

資料詳細

タイトル エックハルト〈と〉ドイツ神秘思想の開基
副書名 マイスター・ディートリッヒからマイスター・エックハルトへ
著者名等 長町裕司 /著  
出版 春秋社 2017.2
大きさ等 20cm 272,3p
分類 132.2
件名 神学-歴史-中世 , 神秘主義-歴史-中世
個人件名 エックハルト
注記 索引あり
著者紹介 1956年生まれ。上智大学大学院哲学研究科修士課程、同神学研究科修士課程修了。ミュンヘン哲学大学哲学研究科博士後期課程修了。哲学博士(ミュンヘン哲学大学)。現在、上智大学文学部哲学科教授。研究分野はドイツ近代・現代哲学と宗教哲学、とりわけキリスト教思想史におけるドイツ神秘思想及びハイデガーと現象学の展開。著書に『人間の尊厳を問い直す』(編著、上智大学出版)など多数。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:今日の思惟の境涯における〈ドイツ神秘思想〉の意義. 知性的活動原理における、〈神の像〈imago〉の在り処〉の究明. 問題の着手措定的開陳. エックハルトにおける、トマス・アクィナスの言語理論の受容と変容. 〈神の子誕生〈generatio〉〉モチーフと〈ことばの本質現成〈wesen〉〉の在り処. 〈神その者からのことば性格〉へ向けての究明. 言語の根源的な思弁性〈Spekulativitat〉とエックハルトの像〈Bild〉論との関連点へ向けて. 霧の只中の明けの明星のように……. マイスター・エックハルトの根本テーゼ“Esse est Deus”. エックハルトに独創的な神-学的「平和理解」の宗教哲学的意義. 『神の慰めの書』に含蓄された宗教哲学的境位の究明に向けて. 〈無〉理解の透徹へ向けての思索的《試み》
内容紹介 日本の禅や西田哲学とも響きあうエックハルトの神秘思想。エックハルトの思想的特徴を解明し、精神の危機に苦しむ現代にこそ重要性を増す「個の覚醒」の意義を明らかにする。
要旨 キリスト教思想史内部からの“突出せる非連続面”の一断面。日本の禅や西田哲学とも響きあうエックハルトの神秘思想。先蹤たるディートリッヒから説き起こし、ドイツ古典哲学を形成したフィヒテやシェリングやヘーゲルにも及んだ巨大な影響をもふまえ、また20世紀の哲学思索の巨頭ハイデガーとも対峙するエックハルトの、精神の危機に苦しむ現代にこそ重要性を増す「個の覚醒」の意義を明らかにする。
目次 序の部 今日の思惟の境涯における“ドイツ神秘思想”の意義;承前 知性的活動原理における、“神の像(imago)の在り処”の究明―ドイツ神秘思想成立の「理論的布石」としてマイスター・ディートリッヒ;本編 エックハルト論攷(マイスター・エックハルトの言語理解に寄せて;マイスター・エックハルトの根本テーゼ“Esse est Deus”―その、聖書的かつ形而上学的基礎の開明へ向けての準備考察;普遍的神性の問題を巡っての、マイスター・エックハルトにおける宗教哲学的問題脈絡への諸断章)
ISBN(13)、ISBN 978-4-393-32368-7   4-393-32368-8
書誌番号 1113463516
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113463516

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