草双紙に描かれた創作化物の誕生と展開 --
アダム・カバット /著   -- 岩波書店 -- 2017.2 -- 22cm -- 341p

資料詳細

タイトル 江戸化物の研究
副書名 草双紙に描かれた創作化物の誕生と展開
著者名等 アダム・カバット /著  
出版 岩波書店 2017.2
大きさ等 22cm 341p
分類 913.57
件名 草双紙 , 妖怪-日本
著者紹介 1954年アメリカ合衆国ニューヨーク市生まれ.1979年来日.東京大学大学院比較文学比較文化専攻課程修了.武蔵大学教授.日本近世文学を専攻,独自の視点で江戸の妖怪・化物を研究.主な著書に『江戸の化物 草双紙の人気者たち』(岩波書店)など.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「創作」としての妖怪. 初期草双紙の化物尽くしの形成と発展. 黄表紙の化物尽くしの変容. 化物尽くしの黄表紙と合成本をめぐって. 鬼娘の系譜. 所帯道具の化物の系譜
内容紹介 滑稽な化物に着目し、草双紙研究を重ねてきた著者の論考を集成。「創作された化物像」の特徴を鮮明にする。
要旨 江戸の大衆文学というべき草双紙には、滑稽で愛嬌のある化物がしばしば登場する。著者はこの化物に着目、近世文学の立場から緻密な文献調査を重ね、当時の風俗・流行・芸能等との関係も視野に、草双紙を捉え直してきた。草双紙のなかの化物は、いかにして形成され、時代とともに展開していったのか。また、当時の出版事情とどのような関わりを持ったのか。本書には、積年の論考に書き下ろしを加えて集成し、江戸都市文化の産物としての「創作された化物像」の面白さを鮮明にする。著者にとって初の論文集。
目次 第1章 「創作」として妖怪―馬琴作『化競丑満鐘』の笑い;第2章 初期草双紙の化物尽くしの形成と発展;第3章 黄表紙の化物尽くしの変容;第4章 化物尽くしの黄表紙と合成本をめぐって;第5章 鬼娘の系譜―化物と見世物;第6章 所帯道具の化物の系譜―化物と擬人化
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-022299-0   4-00-022299-6
書誌番号 1113464147
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113464147

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