溶融する「抵抗」と「協力」 -- アジア遊学 --
堀井弘一郎 /編, 木田隆文 /編, 関智英 /〔ほか執筆〕   -- 勉誠出版 -- 2017.2 -- 21cm -- 239p

資料詳細

タイトル 戦時上海グレーゾーン
副書名 溶融する「抵抗」と「協力」
シリーズ名 アジア遊学
著者名等 堀井弘一郎 /編, 木田隆文 /編, 関智英 /〔ほか執筆〕  
出版 勉誠出版 2017.2
大きさ等 21cm 239p
分類 222.21
件名 アジア-雑誌 , 上海-歴史 , 日中戦争(1937~1945) , 太平洋戦争(1941~1945)
内容紹介 40を超える国の人びとが居住していた国際都市・上海は、1937年8月の侵攻によって、日本の占領下におかれた。戦時期の上海を、人びとが出会い、交流し、接触する「場」=コンタクト・ゾーンとして捉え直し、複雑な関係のあり様を考察する。
要旨 四〇を超える国の人びとが居住していた国際都市・上海は、一九三七年八月の侵攻によって、日本の占領下におかれた。それから終戦まで、日本人は、中国人は、世界各国から上海にたどり着いた人びとは、どのような政治的・文化的な空間に置かれたのか。戦時期の上海を、人びとが出会い、衝突と交流を繰り広げる「場」として捉え直し、敵/味方、支配/被支配、抵抗/協力といった二項対立によって色分けをすることのできない、複雑な関係のあり様=グレーゾーンを考察する。
目次 1 政治・経済―“抵抗”と“協力”のダイナミクス(上海を統治する―汪兆銘政権の人々;戦時下における上海共同租界行政―工部局をめぐる日英の対立;中支那振興株式会社とは何か―華中蚕糸公司を事例として;日中戦争期の上海永安企業における企業保全;劉鴻生の戦時事業展開―社内人材と外部人脈);2 社会・文化―日本統治下に生きる(日中戦争と洋食・洋菓子文化;上海に生きた東亜同文書院生―戦前上海日本人社会の一側面;日本居留民と東西本願寺;上海の日中キリスト教ネットワーク―その交錯と相克);3 言論・メディア―戦時上海を語る“声”(中日文化協会上海分会と戦時上海の翻訳事業―武田泰淳「上海の螢」を手掛かりとして;川喜多長政と戦時上海・中国;「親日」派華字紙『中華日報』の日本批判;田村(佐藤)俊子から左俊芝へ、戦時下・上海『女声』における信箱―「私たち」の声のゆくえ;上海日僑管理処発行『導報』誌の中の日本人たち―内山完璧造・海野昇雄・林俊夫(三木七石))
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-22671-0   4-585-22671-0
書誌番号 1113465744
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113465744

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