復讐の連鎖か福音か --
大島由起子 /著   -- 彩流社 -- 2017.2 -- 22cm -- 489,4p

資料詳細

タイトル メルヴィル文学に潜む先住民
副書名 復讐の連鎖か福音か
著者名等 大島由起子 /著  
出版 彩流社 2017.2
大きさ等 22cm 489,4p
分類 930.28
件名 インディアン(北アメリカ)-文学上 , 民族問題-アメリカ合衆国-歴史
個人件名 メルヴィル,ハーマン
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 福岡女子大学文学部英文科卒業。アイオワ大学大学院人文研究科英語英米文学専攻修士課程修了。山口女子大学(現山口県立大学)文学部講師を経て、現在、福岡大学人文学部教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:メルヴィルの孕むもの. 『白鯨』に至る道. 1 メルヴィルの飛躍的成長. 『白鯨』に至る道. 2 北米先住民の世界へ. 復讐する〈赤〉. 赤い人イザベル. 奪われし土地を求めて. 失われし南北アメリカの理想精神. 連鎖する復讐. 異人種の絆の見果てぬ夢. チョラ救出. 救済と郷愁の香り
内容紹介 メルヴィルの文学に潜む先住民に焦点を合わせ、そのなかで先住民が重要な役割を果たしていることを炙り出し、先住民を擁護するメルヴィルの先住民観を浮き彫りにする。メルヴィル作品群におけるひとつの層、ひとつの切り口を提示した1冊。
要旨 『白鯨』以降の作品には、そこかしこに“赤い人”の影がちらつく…。従来は等閑視されてきた北米先住民表象をつぶさに炙り出すことで浮かび上がるのは、虐げられし人々の復讐譚、そして、生涯にわたって救済と共存を訴えた作家の闘志だった。巧妙に仕掛けられた“赤”、“赤”と“白”の相剋。
目次 第1部 メルヴィルという作家(メルヴィルの孕むもの―理想と限界;『白鯨』に至る道(メルヴィルの飛躍的成長;北米先住民の世界へ));第2部 北米先住民の復讐物語―消えゆく者のせめてもの勝利(復讐する“赤”―ピーコット三部作1『白鯨』の暗さ;赤い人イザベル―『ピエール』;奪われし土地を求めて―「書記バートルビー」とデッドレター・オフィス;失われし南北アメリカの理想精神―『信用詐欺師』;連鎖する復讐―ピーコット三部作2・3『イスラエル・ポッター』『クラレル』);第3部 異人種共存と救済という福音(異人種の絆の見果てぬ夢―『白鯨』の明るさと活力;チョラ救出―「エンカンタダス」第八スケッチ;救済と郷愁の香り―晩年の作品)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7791-2286-6   4-7791-2286-4
書誌番号 1113466254

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