イギリス〈共同体の結束〉政策の功罪 --
藤原聖子 /著   -- 岩波書店 -- 2017.3 -- 22cm -- 280,12p

資料詳細

タイトル ポスト多文化主義教育が描く宗教
副書名 イギリス〈共同体の結束〉政策の功罪
著者名等 藤原聖子 /著  
出版 岩波書店 2017.3
大きさ等 22cm 280,12p
分類 372.33
件名 宗教教育-イギリス , 宗教と教育-イギリス , 多文化教育-イギリス
注記 文献あり
著者紹介 1963年東京生まれ.シカゴ大学大学院博士課程修了(Ph.D.).現在,東京大学大学院人文社会系研究科・文学部准教授(2017年4月から同教授).比較宗教学.著書に,『教科書の中の宗教-この奇妙な実態』(岩波新書)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 イギリスで本格的に進む、テロ時代の宗教教育。そのなかで宗教はどう変形され、利用されているのか。「コミュニタリアン的転回」にいたる歴史的背景を論じるとともに、その実態と問題性を、日本との比較を含め検証する。
要旨 IS(イスラム国)に多数の若者が渡航しているイギリス。しかし教育界は手をこまねいているわけではない。二〇〇一年の米国同時多発テロ、〇五年のロンドン地下鉄テロを経て、公教育の宗教科の教育内容と学習目標を、それまでの多文化主義型・異文化理解型から、学校・地域社会・国家・世界の諸レベルで「共同体の結束 community cohesion」促進をめざす市民性教育型に改める試みが本格化してきた。それにより、教育のなかで宗教はどう変形され、利用されているか。宗教観や、各宗教の描かれ方はどのように変容しているか。こうした「コミュニタリアン的転回」にいたる歴史的背景を論じるとともに、その実態と問題性を、日本の教科書との比較を含め、教科書・シラバス等の資料にもとづき授業例・課題例を多数示しながら検証する。
目次 序章 宗教と教育におけるコミュニタリアン的転回;第1章 「宗教と暴力」の学習方法―日英教科書比較;第2章 イギリスの宗教教育史―コミュニタリアン的転回以前;第3章 共同体の結束へ―二〇〇〇年代以降の宗教教育;第4章 異文化理解型からどう変化したか―二〇一〇年代の教科書の分析1;第5章 公共的宗教の諸相―二〇一〇年代の教科書の分析2;終章 コミュニタリアン的転回の功罪
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-024795-5   4-00-024795-6
書誌番号 1113473296

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