純血と選別の日本近代史 --
志村真幸 /著   -- 勉誠出版 -- 2017.3 -- 20cm -- 230,7p

資料詳細

タイトル 日本犬の誕生
副書名 純血と選別の日本近代史
著者名等 志村真幸 /著  
出版 勉誠出版 2017.3
大きさ等 20cm 230,7p
分類 645.6
件名 日本犬
注記 索引あり
著者紹介 1977年、神奈川県生まれ。2000年、慶応義塾大学文学部卒。2007年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は南方熊楠研究。南方熊楠研究会運営委員、京都外国語大学非常勤講師。著書に、『猫と南方熊楠』(共和国、2017年、共著)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 国民国家形成、動物保護、戦争…。博物学者・南方熊楠と平岩との対話を起点に、時代に翻弄され、淵源と純血を求められ続けた犬たちをめぐる言説をたどり、日本近代史の裏側を照らし出す。
要旨 「絶滅危機にある日本犬を守らねばならない」日本固有の犬種の保護・飼育を目指して発足した平岩米吉らの日本犬保存会。彼らは、真正なる「日本犬」の姿を追い求め、淵源を探り、7つの犬種を天然記念物に指定することで、純血種の保存をはかっていった。しかし、そこには排除と選択の論理のなかで創り出された「日本犬」の姿があった。近代化、国民国家形成、動物保護、戦争…博物学者・南方熊楠と平岩との対話を起点に、時代に翻弄され、淵源と純血を求められ続けた犬たちをめぐる言説をたどり、日本近代史の裏側を照らし出す。
目次 序章;第1章 ニホンオオカミは「いつ」絶滅したのか?―平岩米吉と南方熊楠;第2章 ジャッカルと日本犬―犬の祖先をめぐる問題;第3章 「日本犬」の姿を求めて―近世以前の日本犬;第4章 明治期日本の犬たち―洋犬の導入と日本犬の衰退;第5章 日本犬保存会と天然記念物―甲斐犬の指定を中心に;第6章 昭和初期日本犬の検討―猟犬、使役犬、番犬、愛玩犬;第7章 狆と高安犬―日本犬から外された犬;第8章 日本犬と戦争―立憲政友会と軍用犬
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-22172-2   4-585-22172-7
書誌番号 1113476388
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113476388

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港北 公開 645.6 一般書 貸出中 - 2061199430 iLisvirtual