民族意識の形成とその基層 -- プリミエ・コレクション --
塩野﨑信也 /著   -- 京都大学学術出版会 -- 2017.3 -- 22cm -- 420p

資料詳細

タイトル 〈アゼルバイジャン人〉の創出
副書名 民族意識の形成とその基層
シリーズ名 プリミエ・コレクション
著者名等 塩野﨑信也 /著  
出版 京都大学学術出版会 2017.3
大きさ等 22cm 420p
分類 229.93
件名 アゼルバイジャン-歴史 , 民族性
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1982年,長野県上田市生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。現在,日本学術振興会特別研究員(PD)。博士(文学)。主な業績「18世紀におけるダルバンドの支配者と住民」『東洋史研究』第68巻第4号,2010年。ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「アルゼバイジャン人」の民族意識形成の基層には何があったのか。また、彼らはどのような領域を「祖国」としてとらえたのか。民族としての自我が芽生え始める19世紀に焦点を当てながら、その帰属意識のあり方を探る。
要旨 民族概念は支配者による規定によって構築される、というのが一般的な学問的理解だろう。しかし、アゼルバイジャンは違う。固有のアイデンティティを持ちたいと欲した知識人達が、当時新しく発表された言語学用語を援用して民族名を名乗り、それを芸術や学術作品の中で普及する。民族意識の下からの形成現場を生き生きと描く。
目次 第1章 南東コーカサス略史;第2章 “アゼルバイジャン”とは、どこか;第3章 新たな帰属意識の模索―近代歴史学の祖バキュハノフと“東コーカサス地方”;第4章 近代的民族意識の萌芽―国民文学の父アーフンドザーデと“イラン”との間;第5章 変化していく「我々」の輪郭―「種蒔く人」と民族としての“カフカースのムスリム”;第6章 “アゼルバイジャン人”の出現―ウンスィーザーデとティフリスの論客たち;第7章 祖国“アゼルバイジャン”の形成―『モッラー・ネスレッディーン』誌に見る帰属意識の変化;終章 ニザーミーとハターイー―“アゼルバイジャン人”とは、誰か
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0078-4   4-8140-0078-2
書誌番号 1113478392
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113478392

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