哲学と歴史のダイアローグ --
鹿島徹 /著   -- 響文社 -- 2017.4 -- 20cm -- 260p

資料詳細

タイトル 危機における歴史の思考
副書名 哲学と歴史のダイアローグ
著者名等 鹿島徹 /著  
出版 響文社 2017.4
大きさ等 20cm 260p
分類 201.1
件名 歴史哲学
著者紹介 1955年生まれ.テュービンゲン大学哲学部博士学位取得.現在、早稲田大学文学部教員、哲学.著書『可能性としての歴史-越境する物語り理論』(岩波書店、2006年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「世間」論の意味するもの. 歴史認識と歴史叙述のあいだ. 網野善彦『無縁・公界・楽』. 同時代診断としての「現在主義」. 新自由主義的グローバリゼーション下の「歴史意識」. 歴史とはなにか. 哲学的「歴史」理論の可能性. 「物語」の解体と動態的再生のために. 劇団May「夜にだって月はあるから」. 「哲学」の終焉と「フィロソフィア」の課題
内容紹介 ベンヤミンはナチスが政権をとったヨーロッパで「経験の貧困」を指摘したが、「経験」が「情報」としてあっというまに消費されてしまう現代社会は、事態はより深刻ではないか。どうしたら「経験」を復活させることができるか。その鍵は歴史にあると示唆する。
要旨 たとえば学校や書物を通して獲得した知識は、そのままでは、各人が人生でぶちあたっている切実な問いとは関係がない疎遠なものにとどまるが、それらを「経験」という回路を通過させると、生きるための知恵となる。ベンヤミンは、ナチスが政権をとったヨーロッパで「経験の貧困」を指摘したのだが、「経験」として伝えられていたことが、通信技術の発展によって「情報」として流通し、あっというまに消費されてしまっている現代社会では、事態はもっと深刻ではないか。本書の著者、鹿島徹はこのように言う。どうしたら「経験」を復活させることができるのか。本書は示唆する。鍵は、歴史にある、と。哲学と対話する歴史に、である。
目次 1(「世間」論の意味するもの―阿部謹也氏との対話;網野善彦『無縁・公界・楽』);2(同時代診断としての「現在主義」―フランソワ・アルトーグ『歴史性の体制』をめぐって;歴史とはなにか―歴史学研究会に宛てて;「物語」の解体と動態的再生のために―物語研究会との対話;劇団May「夜にだって月はあるから」);3(「哲学」の終焉と「フィロソフィア」の課題)
ISBN(13)、ISBN 978-4-87799-130-2   4-87799-130-1
書誌番号 1113479854

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 201.1 一般書 利用可 - 2060939392 iLisvirtual