中野渡俊治 /著   -- 思文閣出版 -- 2017.3 -- 22cm -- 268,7p

資料詳細

タイトル 古代太上天皇の研究
著者名等 中野渡俊治 /著  
出版 思文閣出版 2017.3
大きさ等 22cm 268,7p
分類 288.41
件名 日本-歴史-古代 , 天皇制-歴史-古代
注記 索引あり
著者紹介 1972年青森市生まれ.2005年東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)(東北大学).中央大学附属高等学校教諭、東北大学大学院文学研究科助手・助教、東北大学百年史編纂室教育研究支援者などを経て,現在,花園大学文学部日本史学科准教授。〔主要業績〕『小右記註釈 長元四年』(共著,2008年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:奈良時代の天智天皇観. 不改常典試論. 八世紀太上天皇の存在意義. 天平十六年難波宮皇都宣言をめぐる憶説. 孝謙太上天皇と「皇帝」尊号. 『続日本紀』天平宝字二年八月庚子朔条「上臺」考. 藤原仲麻呂の大師任官. 平安時代初期の太上天皇. 清和太上天皇期の王権構造. 古代日本における公卿上表と皇位
内容紹介 奈良時代から平安時代にかけての太上天皇を考察の対象として、天皇や臣下との関係を分析。太上天皇の地位の歴史的変遷を解明するとともに、太上天皇が、皇位継承や天皇の正当性の問題に深く関わる様相を明らかにした。
要旨 太上天皇とは、譲位した天皇のことである。太上天皇の存在は「大宝律令」に規定されたことに始まり、奈良・平安時代以降多くの天皇が譲位し、太上天皇となった。王位継承が譲位によって行われ、また前君主の地位が国家の基本法に規定されたことは、世界的にも類例は少ない。本書は、奈良時代から平安時代にかけての太上天皇を考察の対象として、律令法上の規定、『六国史』などの史書に見える実態や、上表文などに見る天皇や臣下との関係を分析。太上天皇の成立背景・存在意義から、譲位後の天皇や臣下との関係に迫り、太上天皇の地位の歴史的変遷を解明するとともに、太上天皇が、皇位継承や天皇の正当性の問題に深く関わる様相を明らかにした。
目次 第1部 天智天皇と不改常典(奈良時代の天智天皇観―皇統の問題から;不改常典試論);第2部 奈良時代の太上天皇(八世紀太上天皇の存在意義;天平十六年難波宮皇都宣言をめぐる憶説;孝謙太上天皇と「皇帝」尊号;『続日本紀』天平宝字二年八月庚子朔条「上臺」考;藤原仲麻呂の大師任官);第3部 平安時代の太上天皇(平安時代初期の太上天皇;清和太上天皇期の王権構造);補論 古代日本における公卿上表と皇位
ISBN(13)、ISBN 978-4-7842-1887-5   4-7842-1887-4
書誌番号 1113480443
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113480443

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