新自由主義の見えざる攻撃 --
ウェンディ・ブラウン /〔著〕, 中井亜佐子 /訳   -- みすず書房 -- 2017.5 -- 20cm -- 269,57p

資料詳細

タイトル いかにして民主主義は失われていくのか
副書名 新自由主義の見えざる攻撃
著者名等 ウェンディ・ブラウン /〔著〕, 中井亜佐子 /訳  
出版 みすず書房 2017.5
大きさ等 20cm 269,57p
分類 311.7
件名 民主主義 , 新自由主義
個人件名 フーコー,ミシェル
注記 原タイトル:UNDOING THE DEMOS
注記 索引あり
著者紹介 【ウェンディ・ブラウン】アメリカの政治哲学者。現在、カリフォルニア大学バークレー校政治学教授。日本語訳された著書に『寛容の帝国』(法政大学出版局、2010)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 いまや新自由主義は、民主主義を内側から破壊している。新自由主義は、経済の見かけをもちながら、統治理性として機能している。新自由主義があらゆる人間活動を経済の言葉に置き換え、民主主義を支える理念、制度、文化を解体する過程を解き明かす。
要旨 いまや新自由主義は、民主主義を内側から破壊している。新自由主義は政治と市場の区別を取り払っただけでなく、あらゆる人間活動を経済の言葉に置き換えた。主体は人的資本に、交換は競争に、公共は格付けに、だが、そこで目指されているのは経済合理性ではない。新自由主義は、経済の見かけをもちながら、統治理性として機能しているのだ。その矛盾がもっとも顕著に現れるのが大学教育である。学生を人的資本とし、知識を市場価値で評価し、格付けに駆り立てられるとき、大学は階級流動の場であることをやめるだろう。民主主義は黙っていても維持できるものではない。民主主義を支える理念、民主主義を保障する制度、民主主義を育む文化はいかにして失われていくのか。新自由主義が民主主義の言葉をつくりかえることによって、民主主義そのものを解体していく過程を明らかにする。
目次 デモスの崩壊;第1部 新自由主義的理性と政治的生(民主主義の崩壊―新自由主義が国家と主体をつくりなおす;フーコーの『生政治の誕生』新自由主義の政治的合理性の見取り図;フーコー再訪―ホモ・ポリティクスとホモ・エコノミクス);第2部 新自由主義的理性を散種する(政治的合理性とガバナンス;法と法的理性;人的資本を教育する);剥き出しの民主主義が失われ、自由が犠牲へと反転する
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-08569-0   4-622-08569-0
書誌番号 1113492184
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113492184

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 311.7 一般書 利用可 - 2061736754 iLisvirtual
磯子 公開 Map 311 一般書 利用可 - 2060903223 iLisvirtual