芥川龍之介から見た日本近代文学 --
篠崎美生子 /著   -- 翰林書房 -- 2017.5 -- 22cm -- 446p

資料詳細

タイトル 弱い「内面」の陥穽
副書名 芥川龍之介から見た日本近代文学
著者名等 篠崎美生子 /著  
出版 翰林書房 2017.5
大きさ等 22cm 446p
分類 910.268
個人件名 芥川 竜之介
注記 索引あり
著者紹介 1966年生。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。恵泉女学園大学人文学部日本語日本文化学科教授。共編著に『日本文学コレクション芥川龍之介』(翰林書房、2004年5月)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「弱い内面の発見」と「鼻」. 「物語」化とジェンダー. 南京の基督. 奉教人の死. 六の宮の姫君. 蜃気楼. 羅生門. 蜘蛛の糸. 藪の中. 枯野抄. 「内藤丈草」の季節. 開化の殺人. 「芸術」をめぐる戦略と自殺. 『新潮』の戦略. 『大阪毎日新聞』の戦略. 『大阪毎日新聞』と「上海游記」. 「上海游記」にあり得た可能性. 「芥川」研究の文法. 「私小説」を語る言葉. 「母」を殺す言葉のために. 〈娘〉の負い目の物語. 「物語」のさらなる破壊へ
内容紹介 今も多くの読者を持つ芥川の小説を取り上げ、その受容のされ方と併せて検証。「弱い内面の平等性」を前提とする日本近代文学が何をしてきたのかを、芥川テクストとその流通のさまをモデルとして論じることで明らかにする。
要旨 日本近代小説がその原点に抱え込んでいる「弱い内面の平等性の発見」。芥川テクストとその流通のさまをモデルに明らかにする。
目次 「弱い内面の発見」と「鼻」―誰の心を忖度するのか;第1部 「物語」と“疎外”(「物語」化がもたらす“疎外”;「物語」化へのノイズ;二項対立の「物語」);第2部 「物語」とメディア(借景するテクスト;「芥川」をつくったメディア;「上海游記」をめぐる時間と空間);第3部 “疎外”に抗して(研究の中の“疎外”;行きどまりの装置);「物語」のさらなる破壊へ
ISBN(13)、ISBN 978-4-87737-413-6   4-87737-413-2
書誌番号 1113495938
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113495938

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