湯山賢一 /編   -- 勉誠出版 -- 2017.6 -- 27cm -- 839,33p 図版16p

資料詳細

タイトル 古文書料紙論叢
著者名等 湯山賢一 /編  
出版 勉誠出版 2017.6
大きさ等 27cm 839,33p 図版16p
分類 210.02
件名 古文書-日本 , 和紙
著者紹介 1945年生まれ。神奈川県立金沢文庫文庫長・東大寺ミュージアム館長。専門は古文書学。著書に『古文書の研究―料紙論・筆跡論』(青史出版、2017年)、論文に「北条時政執権時代の幕府文書―関東下知状成立小考」(小川信編『中世古文書の世界』吉川弘文館、1991年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:我が国に於ける料紙の歴史について 湯山賢一著. 律令制公文書の料紙について 杉本一樹著. 料紙抄造の変遷 増田勝彦著. 近世の社会・組織体と文書料紙 大藤修著. 手実紙の由来 佐々田悠著. 平安期の古文書研究における現物調査の意義 渡辺滋著. 東京国立博物館所蔵文書に見る料紙の変遷について 高橋裕次著. 文化庁保管の『九条殿御集』について 梅澤亜希子著. 中世軍記史料における料紙表現 高橋恵美子著. 東大寺所蔵「右大将家御書案文」について 黒川高明著. 古文書料紙の使用法覚書 林譲著. 『中院一品記』所収光厳天皇宸筆書状の料紙について 髙島晶彦著. 封をする経巻 吉川聡著. 足利義政初政期の幕府文書にみる「御判紙」 末柄豊著. 十五世紀~十七世紀近衞家の書札礼 伊集守道著. 端裏ウハ書をめぐって 山家浩樹著. 「紙」に関する古文書学用語の一考察 高山京子著. 東寺百合文書に伝存する起請文の料紙〈牛玉紙〉 富田正弘著. 鎌倉府発給文書に関する一考察 池田寿著. 室町期武家文書の竪切紙書状 山本隆志著. 「伊達氏重臣遠藤家文書」の料紙について 柳原敏昭著. 二枚一重の折紙 丸島和洋著. 戦国期越後における竪切紙の文書発給について 前嶋敏著. 「色部氏年中行事」にみえる料紙について 田島光男著. 前田利常後見期の加賀藩知行宛行状について 本多俊彦著 ほか18編
内容紹介 近年の研究の進展により料紙の持つ情報が、当該史料の位置づけを左右するほどに重要であることが明らかになってきている。古代から近世における古文書料紙とその機能の変遷をたどり、日本史学・文化財学の基盤となる新たな史料学を提示する。
要旨 古文書は歴史学における基本史料として、連綿と研究が積み重ねられてきた。しかし、その基底材たる料紙については、あまり顧みられることがなく、その研究・調査は等閑に付されてきたといっても過言ではない。近年の研究の進展により料紙の持つ情報が、当該史料の位置付けを左右するほどに重要であることが明らかになってきている。歴史学・文化財学の最前線に立つ43名の執筆者の知見から、現存資料の歴史的・科学的分析や料紙に残された痕跡、諸史料にみえる表現との対話により、古代から近世における古文書料紙とその機能の変遷を明らかにし、日本史学・文化財学の基盤となる新たな史料学を提示する。巻末には料紙研究の展開を一望できる文献一覧を附した。
目次 第1部 文書料紙の変遷(総論);第2部 古代文書・典籍の料紙;第3部 中世文書・聖教の料紙;第4部 東国武家文書の料紙;第5部 近世文書の料紙;第6部 寺院文書の料紙;第7部 東アジアの文書と外交文書の料紙;第8部 抄紙と修復の科学
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-22184-5   4-585-22184-0
書誌番号 1113501698

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