小川原 正道 /著   -- 慶應義塾大学出版会 -- 2017.7 -- 20cm -- 233,5p

資料詳細

タイトル 西南戦争と自由民権
著者名等 小川原 正道 /著  
出版 慶應義塾大学出版会 2017.7
大きさ等 20cm 233,5p
分類 210.63
件名 自由民権運動 , 西南戦争(1877)
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 慶應義塾大学法学部教授、博士(法学)。日本政治思想史専攻。1976年生まれ。2003年、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。主要業績に、『日本の戦争と宗教 1899-1945』(講談社選書メチエ、2014年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:言論と武力の狭間で. 明治六年政変後の「建白論」と「直接行動論」. 戦時下の高知の民権家. 戦時下の福沢諭吉の思想. 鹿児島の反戦思想. 旧私学校徒の民権運動. 旧反戦派・柏田盛文の思想と行動. 戦時下の鹿児島県警察. 二つの道
内容紹介 ペンか、剣か…。明治初期における反政府運動の思想と行動をたどり、西南戦争の知的インパクトと、自由民権運動が高揚していった背景を、歴史のなかに浮き彫りにする。
要旨 明治10年、鹿児島において、西郷隆盛を中心とした不平士族が反乱を起こす。このとき、もうひとつの反政府勢力の一大拠点・高知では、板垣退助率いる立志社が西郷に呼応して決起するのではないかと思われていた。西南戦争を契機に、日本はふたたび混乱に陥るのではないか―この可能性に、政府は動揺する。しかし、板垣は起たなかった。それはなぜだったのだろうか。本書は、民権運動家たちの反政府の姿勢や挙兵計画にもかかわらず、開戦の報に触れてなお彼らが暴発せず、その後は言論活動へと転換した理由を実証的に明らかにし、暴力という手段の理論的位置付けを検証する。また、西郷・板垣をそれぞれ別の意味で高く評価した福沢諭吉の思惑と、彼の高知・立志学舎への支援や、これまで知られてこなかった鹿児島の民権運動家の戦前・戦後についても新たな光を当てる。明治初期における反政府運動の思想と行動をたどり、西南戦争の知的インパクトと、自由民権運動が高揚していった背景を、歴史のなかに浮き彫りにする。
目次 序章 言論と武力の狭間で;第1章 明治六年政変後の「建白論」と「直接行動論」―言論と武力の相剋;第2章 戦時下の高知の民権家―立志社挙兵計画から愛国社再興運動へ;第3章 戦時下の福沢諭吉の思想―「自治」と「抵抗」をめぐって;第4章 鹿児島の反戦思想―戦時下の民権家とその活動;第5章 旧私学校徒の民権運動―戦後の鹿児島の民権家1;第6章 旧反戦派・柏田盛文の思想と行動―戦後の鹿児島の民権家2;補章 戦時下の鹿児島県警察―挙兵参画の論理と行動;終章 二つの道
ISBN(13)、ISBN 978-4-7664-2434-8   4-7664-2434-4
書誌番号 1113505670

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