藤本寿彦 /著   -- 田畑書店 -- 2017.9 -- 20cm -- 507p

資料詳細

タイトル 幸田文「台所育ち」というアイデンティティー
著者名等 藤本寿彦 /著  
出版 田畑書店 2017.9
大きさ等 20cm 507p
分類 910.268
個人件名 幸田 文
著者紹介 昭和27(1952)年、愛媛県生まれ。奈良大学国文学科教授。日本近代文学会評議員。主要著書『水夫の足――丸山薫の事』(平成5年8月、七月堂刊)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:家事労働を体得した身体性を物語る. 「台所育ち」の原像. 幸田文の誕生. 疎外する文学、生き直す文学. 変容する戦後空間「菅野」と「私」の造型. 新しい語りを求めて. 「帆前掛をかける」女の物語. セクシュアリティを表象する小説へ. 戦後世界を生きる〈寡婦〉の行く末. 『番茶菓子』が表象するもの. 「台所育ち」というセルフイメージと創作戦略. 読者の想念上に生き続ける「おとうと」を求めて. ロマンとしての結核小説を脱構築する. ポスト結核小説としての『闘』の問題性. 関東大震災を起点とする『きもの』の世界. 「身近にあるすきま」の発見とその展開. どのようにして想定外の景観を書くか. 1. どのようにして想定外の景観を書くか. 2
内容紹介 「父・露伴の記録者」という役割を脱し、独自な作家スタイルを確立した幸田文。素人を自認し続け、「台所育ち」の表現者として、生きるための知を求めた「稀有な批評的存在」を、テクストに当たりながら読み解く。
要旨 「父・露伴の記録者」という役割を脱し、独自な作家スタイルを確立した幸田文―素人を自認し続け、「台所育ち」の表現者として、生きるための知を求めた“稀有な批評的存在”を読み解く!
目次 序章 「台所育ち」というセルフイメージと、その表象世界;第1章 「文子」が生き直す物語たち;第2章 開かれていく語りの世界;第3章 幸田文の再生―戦後世界を生きる女性性を表象する;第4章 身近にある生と死を物語る;第5章 大自然を歩く「台所育ち」の豊かな感性世界
ISBN(13)、ISBN 978-4-8038-0345-7   4-8038-0345-5
書誌番号 1113517663

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