歴史語りのインテレクチュアル・ヒストリー --
小澤実 /編   -- 勉誠出版 -- 2017.11 -- 22cm -- 375,9p

資料詳細

タイトル 近代日本の偽史言説
副書名 歴史語りのインテレクチュアル・ヒストリー
著者名等 小澤実 /編  
出版 勉誠出版 2017.11
大きさ等 22cm 375,9p
分類 210.01
件名 歴史学-日本-歴史-明治以後 , 偽書
注記 年表あり 索引あり
著者紹介 1973年生まれ。立教大学文学部准教授。専門は北欧史、西洋中世史、史学史。著書に『北西ユーラシアの歴史空間 前近代ロシアと周辺世界』(長縄宣博と共編、北海道大学出版会、2016年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:偽史言説研究の射程 小澤実著. 偽文書「椿井文書」が受容される理由 馬部隆弘著. 神代文字と平田国学 三ツ松誠著. 近代竹内文献という出来事 永岡崇著. 「日本古代史」を語るということ 長谷川亮一著. 戦時下の英雄伝説 石川巧著. ユダヤ陰謀説 高尾千津子著. 酒井勝軍の歴史記述と日猶同祖論 山本伸一著. 日猶同祖論の射程 津城寛文著. 「日本の」芸能・音楽とは何か 齋藤桂著. 原田敬吾の「日本人=バビロン起源説」とバビロン学会 前島礼子著. 「失われた大陸」言説の系譜 庄子大亮著
内容紹介 「チンギスハンは源義経である」「イエス・キリストは日本で死んだ」…。近代日本において、何故、このような荒唐無稽な物語が展開・流布していったのか。オルタナティブな歴史叙述のあり方を照射し、歴史を描き出す行為の意味をあぶりだす。
要旨 現代に生きるわれわれも一度は耳にしたことがある俄かに信じがたい言説のかずかず。近代日本において、何故、このような荒唐無稽な物語が展開・流布していったのか―オルタナティブな歴史叙述のあり方を照射することで、歴史を描き出す行為の意味をあぶりだす画期的成果。
目次 偽史言説研究の射程;第1部 地域意識と神代史(偽文書「椿井文書」が受容される理由;神代文字と平田国学;近代竹内文献という出来事―“偽史”の生成と制度への問い);第2部 創造される「日本」(「日本古代史」を語るということ―「肇国」をめぐる「皇国史観」と「偽史」の相剋;戦時下の英雄伝説―小谷部全一郎『成吉思汗は義経なり』(興亜国民版)を読む);第3部 同祖論の系譜(ユダヤ陰謀説―日本における「シオン議定書」の伝播;酒井勝軍の歴史記述と日猶同祖論;日猶同祖論の射程―旧約預言から『ダ・ヴィンチ・コード』まで);第4部 偽史のグローバリゼーション(「日本の」芸能・音楽とは何か―白柳秀湖の傀儡子=ジプシー説からの考察;原田敬吾の「日本人=バビロン起源説」とバビロン学会;「失われた大陸」言説の系譜―日本にとってのアトランティスとムー大陸)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-22192-0   4-585-22192-1
書誌番号 1113541105

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 210.0 一般書 貸出中 - 2061468113 iLisvirtual
港南 公開 Map 210 一般書 利用可 - 2061923252 iLisvirtual