不可視化された日本兵の戦争神経症 --
中村江里 /著   -- 吉川弘文館 -- 2018.1 -- 22cm -- 316,4p

資料詳細

タイトル 戦争とトラウマ
副書名 不可視化された日本兵の戦争神経症
著者名等 中村江里 /著  
出版 吉川弘文館 2018.1
大きさ等 22cm 316,4p
分類 210.74
件名 日中戦争(1937~1945)-医学・衛生 , 太平洋戦争(1941~1945)-医学・衛生 , 心的外傷 , 神経症
注記 索引あり
著者紹介 1982年山梨県に生まれる 2015年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学) 現在一橋大学大学院社会学研究科特任講師 〔主要著書・論文〕「戦時精神医療体制における傷痍軍人武蔵療養所と戦後病院精神医学―診療録に見る患者の実像と生活療法に与えた影響―」(共著、『社会事業史研究』第50号、2016年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:戦争とトラウマの記憶の忘却. 兵員の組織的管理と軍事心理学. 戦争の拡大と軍事精神医学. 戦争の長期化と傷痍軍人援護. 戦場から内地へ. 一般陸軍病院における精神疾患の治療. 戦争と男の「ヒステリー」. 誰が補償を受けるべきなのか?. アジア・太平洋戦争と元兵士のトラウマ. なぜ戦争神経症は戦後長らく忘却されてきたのか?
要旨 アジア・太平洋戦争期に軍部の関心を集めた戦争神経症。恐怖を言語化することが憚られた社会で患者はどのような処遇を受けたのか。また、この病の問題はなぜ戦後長らく忘却されてきたのか。さまざまな医療アーカイブズや医師への聞き取りから忘却されたトラウマを浮かび上がらせ、自衛隊のメンタルヘルスなど現代的課題の視座も示す注目の一冊。
目次 戦争とトラウマの記憶の忘却;第1部 総力戦と精神疾患をめぐる問題系(兵員の組織的管理と軍事心理学;戦争の拡大と軍事精神医学;戦争の長期化と傷痍軍人援護);第2部 戦争とトラウマを取り巻く文化・社会的構造(戦場から内地へ―患者の移動と病の意味;一般陸軍病院における精神疾患の治療―新発田陸軍病院を事例に;戦争と男の「ヒステリー」―アジア・太平洋戦争と日本軍兵士の「男らしさ」;誰が補償を受けるべきなのか?―戦争と精神疾患の「公務起因」をめぐる政治;アジア・太平洋戦争と元兵士のトラウマ―地域に残された戦争の傷跡);なぜ戦争神経症は戦後長らく忘却されてきたのか?
ISBN(13)、ISBN 978-4-642-03869-0   4-642-03869-8
書誌番号 1113548582

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 210.7 一般書 貸出中 - 2061597037 iLisvirtual
金沢 公開 210.7 一般書 貸出中 - 2061679890 iLisvirtual
公開 210.7 一般書 予約受取待 - 2061679629 iLisvirtual