人々はいかに書き、書かされ、書き遺してきたか --
田中祐介 /編, 柿本真代 /〔ほか〕執筆   -- 笠間書院 -- 2017.12 -- 21cm -- 564p

資料詳細

タイトル 日記文化から近代日本を問う
副書名 人々はいかに書き、書かされ、書き遺してきたか
著者名等 田中祐介 /編, 柿本真代 /〔ほか〕執筆  
出版 笠間書院 2017.12
大きさ等 21cm 564p
分類 816.6
件名 日記文-歴史 , 日本-文化-歴史-明治以後
注記 会期・会場:2016年9月17日(土)、18日(日) 明治学院大学白金校舎、本館10階大会議室
著者紹介 【田中祐介】国際基督教大学大学院比較文化研究科博士後期課程修了(学術博士)。国文学研究資料館機関研究員などを経て、現在、明治学院大学教養教育センター助教。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:研究視座としての「日記文化」 教育手段としての日記が定着するまで 農民日記を綴るということ 昭和初期の役人日記における読書と政治的志向 精神科診療録を用いた歴史研究の可能性と課題 多声響く〈内面の日記〉 昭和一〇年代の王朝日記受容と綴り方運動 権力と向き合う日記 「編集された日記」における学徒兵の読書行為 ジュニア向け文庫の「非行少女の日記」 大正期の教育実習日誌におけるまなざしの往還 書記行為から〈女学生〉イメージを再考する 表現空間としての奈良女子高等師範学校 戦前期満洲における中国人青年の学校生活 植民地台湾の知識人が綴った日記 近代日本の日記と学際研究 近現代タイの日記文化 前近代の日記の〈発生〉について 個人の記録を社会の遺産に
要旨 虚実が入り混じり、読み手の解釈によりさまざまな相貌を見せるうえに、書き手が想像しなかった意味をも見出すことができるテクスト、日記。本書は知られざる他者の手による無数の日記に向き合うことで、多数の新鮮な「問い」の磁場を発見し、分析していく。果たして人々は、日記をいかに書き、書かされ、書き遺してきたか―。歴史学、文学、メディア学、社会学、文化人類学等、多数のジャンルの研究者たちにより、近代日本の日記文化を、史料・モノ・行為の三点を軸に明らかにしていく。
目次 総論 研究視座としての「日記文化」;第1部 自己を綴ることの制度化;第2部 史料としての可能性;第3部 真実と虚構;第4部 学校文化の中の「書くこと」;第5部 「外地」で綴られた日本語の日記;第6部 近代日本の日記文化を浮き彫りにし、相対化するために;第7部 特別対談―「個人の記録を社会の遺産に」(島利栄子「女性の日記から学ぶ会」代表)
ISBN(13)、ISBN 978-4-305-70888-5   4-305-70888-4
書誌番号 1113554079
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113554079

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中央 3階一般調査 Map 816.6 一般書 利用可 - 2061682352 iLisvirtual