研究叢書 --
三木雅博 /著   -- 和泉書院 -- 2017.12 -- 22cm -- 435p

資料詳細

タイトル 平安朝漢文学鉤沈
シリーズ名 研究叢書
著者名等 三木雅博 /著  
出版 和泉書院 2017.12
大きさ等 22cm 435p
分類 919.3
件名 漢詩(日本)-歴史-平安時代 , 漢文-歴史
注記 索引あり
著者紹介 1954年、和歌山県和歌山市生。大阪市立大学大学院後期博士課程単位取得退学。博士(文学)。梅花女子大学教授。〔専攻分野〕日中比較文学、平安朝文学。〔主著〕『和漢朗詠集とその享受』(勉誠社、1995年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:紀長谷雄の「山家秋歌」をめぐって. 嶋田忠臣と白詩. 平安朝文人と『白氏文集』. 平安朝における「劉白唱和集解」の享受をめぐって. 中国晩唐期の唐代詩受容と平安中期の佳句選. 菅原道真の「端午日賦艾人」詩と唐人陳章の「艾人賦」. 『文華秀麗集』『経国集』の「雑詠」部についての覚書. 嶋田忠臣と在原業平. 漢詩文と『古今集』. 〈香〉と視覚. 菅家文草. 「行春詞」札記 谷口真起子共同執筆. 菅原道真「讃州客中詩」の形成と「詩人無用」論. 「舟行五事」札記. 下層官吏層の〈学文〉と文学活動. 『仲文章』に関する二・三の考察. 教訓書『仲文章』の世界. 『童子教』の成立と『三教指帰』. 『口遊』所引の中国の占雨誦句と大江匡衡の賀雨詩序の「東方朔之前言」
内容紹介 平安朝漢文学は、中・晩唐期の幅広い中国文学を吸収した上で高度な仮名文学と併存するという複雑な状況の下で展開を遂げた。その作品解読も含め面白さを追究する研究論文集。事項・書名・作品名・和歌・人名索引付。
要旨 平安朝漢文学という大海より、釣り上げられた問題を5つの主題の下に配し、“平安朝漢文学と白詩圏の文学”“平安朝漢文学と中・晩唐文学”“詩と歌の交感”“菅原道真の文学活動”“幼学の世界と平安朝漢文学”。作品解読も含めその展開と面白さを追究した。
目次 1 平安朝漢文学と白詩圏の文学(紀長谷雄の「山家秋歌」をめぐって―白詩享受の一端;嶋田忠臣と白詩;平安朝文人と『白氏文集』―どう向きあい、どう用いたか;平安朝における「劉白唱和集解」の享受をめぐって―文人たちの作品と『仲文章』);2 平安朝漢文学と中・晩唐文学(中国晩唐期の唐代詩受容と平安中期の佳句選―顧陶撰『唐詩類選』と『千載佳句』『和漢朗詠集』;菅原道真の「端午日賦艾人」詩と唐人陳章の「艾人賦」―平安朝における唐代律賦受容の一端);3 詩と歌の交感(『文華秀麗集』『経国集』の「雑詠」部についての覚書―その位置づけと作品の配列をめぐって;嶋田忠臣と在原業平―漢詩が和歌を意識し始めた頃;漢詩文と『古今集』―万葉から古今に至る“香”の世界の展開と漢詩文;“香”と視覚―『古今集』前夜における詩と歌の交感);4 菅原道真の文学活動(『菅家文草』―その成立・伝来など;「行春詞」札記―讃岐守菅原道真の国内巡視;菅原道真「讃州客中詩」の形成と「詩人無用」論;「舟行五事」札記);5 幼学の世界と平安朝漢文学(下層官吏層の“学文”と文学活動―その実態と展開について;『仲文章』に関する二・三の考察―『和漢朗詠註抄』所引『代讃章』佚文との関連から;教訓書『仲文章』の世界―平安朝漢学の底流;『童子教』の成立と『三教指帰』;『口遊』所引の中国の占雨踊句と大江匡衡の賀雨詩序の「東方朔之前言」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7576-0858-0   4-7576-0858-6
書誌番号 1113557450

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 919.3 一般書 利用可 - 2064903740 iLisvirtual