ワイマール憲法の解釈および直接民主制論に関する一考察 --
カール・シュミット /著, 仲正昌樹 /監訳・解説, 松島裕一 /訳   -- 作品社 -- 2018.2 -- 20cm -- 125p

資料詳細

タイトル 国民票決と国民発案
副書名 ワイマール憲法の解釈および直接民主制論に関する一考察
著者名等 カール・シュミット /著, 仲正昌樹 /監訳・解説, 松島裕一 /訳  
出版 作品社 2018.2
大きさ等 20cm 125p
分類 314.9
件名 国民投票 , ワイマール憲法
注記 原タイトル:Volksentscheid und Volksbegehren
著者紹介 【カール・シュミット】ドイツ・ヴェストファーレン地方のプレッテンベルクに生まれる。生家はカトリック。ベルリン、ミュンヘン、シュトラスブルクで学び、1916年論文「国家の価値と個人の意義」により教授資格取得。ヒトラー政権の誕生から敗戦までの1933年から44年、ベルリン大学教授。またナチスに多大な影響を与えた小説家エルンスト・ユンガーと終生にわたり交流。第二次大戦後逮捕され、ニュルンベルク裁判では、不起訴。以後は隠棲し著述活動に専念した。ドイツが敗北した第一次大戦後のワイマール共和国並びにヴェルサイユ体制を批判しつつ、〈決断〉と独裁者、敵/味方、〈政治〉概念を規定した彼の議論は、1933年登場のナチス・ヒトラー体制の「独裁」を思想的に先取りしたといえる。主要な著作は、『カール・シュミット著作集(I・II)』(長尾龍一編、田中成明・樋口陽一・長尾龍一ほか訳、慈学社、2007年)に収められている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 “民意”は絶対なのか?“直接民主制”は可能なのか?ナチスの桂冠法学者が、ヒトラー政権樹立前、当時「世界で最も民主的」といわれたワイマール憲法を素材に、民主主義、議会と立憲主義などを論じる。いわばシュミットの中軸「民主主義―憲法―喝采」が、最も凝縮された論考、初翻訳。
目次 第1章 国民立法手続き(国民票決の条件;もうひとつの立法手続き);第2章 国民立法手続きから除外される事項(三つの事項が直接民主制から除外されるのは何故か;予算案と国民発案;憲法史における財政問題);第3章 直接民主制の必然的限界(「国民」の「喝采」;国民の意思をいかに定式化するか;「自治」をめぐる問題;主権的行為としての国民立法手続き;国民と官吏、そしてアナーキズム;自由主義vs.民主主義)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86182-679-5   4-86182-679-9
書誌番号 1113559195

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