近代日本言語史再考 --
安田敏朗 /著   -- 三元社 -- 2018.1 -- 19cm -- 492p

資料詳細

タイトル ことばのとらえ方をめぐって
副書名 近代日本言語史再考
著者名等 安田敏朗 /著  
出版 三元社 2018.1
大きさ等 19cm 492p
分類 810.9
件名 日本語 , 言語政策 , 国語・国字問題-歴史
著者紹介 1968年 神奈川県生まれ。1991年 東京大学文学部国語学科卒業。1996年 東京大学大学院総合文化研究科博士課程学位取得修了。博士(学術)。現在 一橋大学大学院言語社会研究科教員。[著書]『植民地のなかの「国語学」―時枝誠記と京城帝国大学をめぐって』(三元社、1997)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「国語」からみえるもの/みえないもの. ことばをどのようにみようとしてきたのか. 「言文一致」がみえなくすること. 虐殺とことば. となりの朝鮮文字. 朝鮮人の言語使用はどうみえたか. 「ひとつのことば」への道からみえるもの. 「ことのはのくすし」は何をみていたのか. 漢字廃止論の背景にみえるもの. スターリン言語学からみえるもの. 「やさしい日本語」がみおとしているもの
要旨 日本において「国語」はあって当然のようにみなされてきた。しかし、多言語社会日本を考える際には、こうした考え方を相対化し、より柔軟な多言語へのまなざしを見出していく必要がある。つまりは、「国語」からはみえないものへの視線をとりだすことが必要とされる。なにかを「とらえる」ということは、意志的なものであり、みたくないものはみない、みたいものだけをみる、ということだ。本書は、歴史的に「みえない」ものとされた、そして現在も日本社会で「みえない」ものとされていることばたちを念頭におき、「みる」側の構図をえがきだす。
目次 序章 「国語」からみえるもの/みえないもの;第1章 ことばをどのようにみようとしてきたのか―近代日本における「言語学」の誕生;第2章 「言文一致」がみえなくすること―作文・日記・自伝;第3章 虐殺とことば―関東大震災時朝鮮人虐殺と「一五円五〇銭」をめぐって;第4章 となりの朝鮮文字;第5章 朝鮮人の言語使用はどうみえたか―村上広之の議論を中心に;第6章 「ひとつのことば」への道からみえるもの―斎藤秀一編『文字と言語』をめぐって;第7章 「ことのはのくすし」は何をみていたのか―陸軍軍医監・下瀬謙太郎をめぐって;第8章 漢字廃止論の背景にみえるもの―敗戦直後の労働争議とからめて;第9章 スターリン言語学からみえるもの―民主主義科学者協議会編『言語問題と民族問題』をめぐって;終章 「やさしい日本語」がみおとしているもの
ISBN(13)、ISBN 978-4-88303-454-3   4-88303-454-2
書誌番号 1113559196

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