なぜ飛行機は「僕」の頭の上を通ったのか --
千葉俊二 /著   -- 勉誠出版 -- 2018.1 -- 20cm -- 316p

資料詳細

タイトル 文学のなかの科学
副書名 なぜ飛行機は「僕」の頭の上を通ったのか
著者名等 千葉俊二 /著  
出版 勉誠出版 2018.1
大きさ等 20cm 316p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-明治以後 , 文学と科学
注記 文献あり
著者紹介 昭和22年、宮城県に生まれ、のち横浜に育つ。早稲田大第一文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程中退。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門は日本近代文学。著書に『物語の法則』、『物語のモラル』など。中央公論新社から刊行されている決定版『谷崎潤一郎全集』の編集委員も務める。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:はじめに-〈カオスの縁〉の方へ. 相似・アナロジー・フラクタル. 物語の自己組織化. なぜ飛行機は「僕」の頭の上を通ったのか. 震災・カンディード・芥川龍之介. 芥川龍之介と谷崎潤一郎. 近代小説の力学的構造. 語り手の「居所立所」. 寺田寅彦、石原純宛全集未収録書簡 寺田寅彦著. 科学と文学とのあいだ. 横光利一「文学と科学」 横光利一著. 横光利一「文学と科学」について. 君なくてあしかりけり
内容紹介 小説のなかに働く力学と、20世紀後半に確立したカオス、フラクタル、セルオートマトンといった複雑系の科学。芥川龍之介、谷崎潤一郎、村上春樹といった作家たちの文学と科学とをつなぐ、物語生成の法則を考察する。
要旨 寺田寅彦は、金平糖の結晶やガラスの割れ目など偶然に見える現象に法則を見いだそうとし、二葉亭四迷・夏目漱石をはじめとする近代作家たちは、文学作品のうちに隠された法則を探ろうと苦闘した。小説のなかに働く力学と、20世紀後半に確立したカオス、フラクタル、セルオートマトンといった複雑系の科学。芥川龍之介、谷崎潤一郎、村上春樹といった作家たちの文学と科学とをつなぐ、物語生成の法則を考察する。
目次 相似・アナロジー・フラクタル;第1部 カオス・フラクタル・アナロジー(物語の自己組織化―村上春樹『風の歌を聴け』;なぜ飛行機は「僕」の頭の上を通ったのか―芥川龍之介『歯車』;震災・カンディード・芥川龍之介;芥川龍之介と谷崎潤一郎―小説の筋論争をめぐって);第2部 近代文学のなかの科学(近代小説の力学的構造―夏目漱石『それから』;語り手の「居所立所」―二葉亭四迷『浮雲』;科学と文学とのあいだ―寺田寅彦、石原純宛全集未収録書簡をめぐって;横光利一「文学と科学」について);君なくてあしかりけり
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-29157-2   4-585-29157-1
書誌番号 1113561431

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