上野千鶴子 /編, 蘭信三 /編, 平井和子 /編, 山下英愛 /〔ほか執筆〕   -- 岩波書店 -- 2018.2 -- 20cm -- 344,23p

資料詳細

タイトル 戦争と性暴力の比較史へ向けて
著者名等 上野千鶴子 /編, 蘭信三 /編, 平井和子 /編, 山下英愛 /〔ほか執筆〕  
出版 岩波書店 2018.2
大きさ等 20cm 344,23p
分類 329.67
件名 戦争犯罪 , 性犯罪
注記 欧文タイトル:Toward a Comparative History of Sexual Violence and War
注記 文献あり
著者紹介 【上野千鶴子】1984年生.東京大学名誉教授,認定NPO法人ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)理事長.専門:社会学,ジェンダー研究.著書:『ナショナリズムとジェンダー』(青土社,1998年,新版:岩波現代文庫,2012年)ほか.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:戦争と性暴力の比較史の視座 上野千鶴子著. 韓国の「慰安婦」証言聞き取り作業の歴史 山下英愛著. 「強制連行」言説と日本人「慰安婦」の不可視化 木下直子著. 日本軍「慰安婦」制度と性暴力 岡田泰平著. 兵士と男性性 平井和子著. セックスというコンタクト・ゾーン 茶園敏美著. 語り出した性暴力被害者 猪股祐介著. 引揚女性の「不法妊娠」と戦後日本の「中絶の自由」 樋口恵子著. ナチ・ドイツの性暴力はいかに不可視化されたか 姫岡とし子著. 性暴力と日本近代歴史学 成田龍一著. 戦時性暴力被害を聞き取るということ 蘭信三著. 戦争と性暴力 佐藤文香著
内容紹介 戦時性暴力における当事者間の連続性に注目し、歴史的な文脈のなかでどのような加害・被害の語りが社会的に許容されるか、そして文脈の変化によって語りがいかに変容するかを比較文化の視座から分析する。
要旨 本書は、戦時性暴力における当事者間の関係の連続性(「敵味方・同盟国・占領地・植民地」「強姦・売買春・取引・恋愛・(結婚)・出産」)に注目し、歴史的な文脈のなかでどのような加害・被害の語りが社会的に許容されるか、そして文脈の変化によって語りがいかに変容するかを、比較史の視座から分析する。「戦争に性暴力はつきもの」という普遍主義に陥ることなく、また女性のエイジェンシー(行為主体性)を否定することなく、戦争と性暴力を問題化することはいかに可能か。
目次 戦争と性暴力の比較史の視座;第1部 「慰安婦」の語られ方(韓国の「慰安婦」証言聞き取り作業の歴史―記憶と再現をめぐる取り組み;「強制連行」言説と日本人「慰安婦」の不可視化;日本軍「慰安婦」制度と性暴力―強制性と合法性をめぐる葛藤;兵士と男性性―「慰安所」へ行った兵士/行かなかった兵士);第2部 語り得ない記憶(セックスというコンタクト・ゾーン―日本占領の経験から;語り出した性暴力被害者―満洲引揚者の犠牲者言説を読み解く;引揚女性の「不法妊娠」と戦後日本の「中絶の自由」;ナチ・ドイツの性暴力はいかに不可視化されたか―強制収容所内売春施設を中心として);第3部 歴史学への挑戦(性暴力と日本近代歴史学―「出会い」と「出会いそこね」;戦時性暴力被害を聞き取るということ―『黄土の村の性暴力』を手がかりに;戦争と性暴力―語りの正統性をめぐって)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-061243-2   4-00-061243-3
書誌番号 1113566793

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 329.6 一般書 利用可 - 2062153248 iLisvirtual
公開 Map 329 一般書 利用可 - 2062202150 iLisvirtual