日本文芸の映画的次元 --
中村三春 /著   -- 七月社 -- 2018.2 -- 20cm -- 287p

資料詳細

タイトル 〈原作〉の記号学
副書名 日本文芸の映画的次元
著者名等 中村三春 /著  
出版 七月社 2018.2
大きさ等 20cm 287p
分類 778.21
件名 映画-日本-歴史 , 日本文学-歴史
注記 索引あり
著者紹介 1958年岩手県釜石市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程中退。博士(文学)。北海道大学大学院文学研究科教授。日本近代文学・比較文学・表象文化論専攻。著書に『フィクションの機構』1・2、『新編 言葉の意志 有島武郎と芸術史的転回』、『修辞的モダニズム』、『〈変異する〉日本現代小説』(以上、ひつじ書房)、『係争中の主体 漱石・太宰・賢治』、『花のフラクタル』、『物語の論理学』(以上、翰林書房)、編著に『映画と文学 交響する想像力』(森話社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:文芸の様式と映画の特性. 〈原作〉の記号学. 《複数原作》と《遡及原作》. 古典の近代化の問題. 〈原作〉には刺がある. 意想外なものの権利. 反転する〈リアリズム〉. 擬古典化と前衛性. 混血する表象. 第二次テクスト理論の国際的射程
要旨 原作の変異としてある文芸映画が、にもかかわらず、かけがえのない固有性を帯びるのはなぜか。すべての創作物を第二次テクストとして見る立場から、『雪国』『夫婦善哉』『山びこ学校』『心中天網島』などを分析し、オリジナリティという観念に揺さぶりをかける。
目次 序説 文芸の様式と映画の特性―豊田四郎監督『雪国』;1 “原作現象”の諸相(“原作”の記号学―『羅生門』『浮雲』『夫婦善哉』など;“複数原作”と“遡及原作”―溝口健二監督『雨月物語』;古典の近代化の問題―溝口健二監督『近松物語』;“原作”には刺がある―木下恵介監督『楢山節考』など);2 展開される“原作”(意想外なものの権利―今井正監督の文芸映画『山びこ学校』と『夜の鼓』;反転する“リアリズム”―豊田四郎監督『或る女』;擬古典化と前衛性―篠田正浩監督『心中天網島』;混血する表象―トニー・オウ監督『南京の基督』);展望 第二次テクスト理論の国際的射程―映画『神の子どもたちはみな踊る』と『薬指の標本』
ISBN(13)、ISBN 978-4-909544-01-8   4-909544-01-1
書誌番号 1113572130
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113572130

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