大正デモクラシーが生んだ「在野の精神」 -- 人と文化の探究 --
田澤晴子 /著   -- ミネルヴァ書房 -- 2018.3 -- 22cm -- 309,6p

資料詳細

タイトル 吉野作造と柳田国男
副書名 大正デモクラシーが生んだ「在野の精神」
シリーズ名 人と文化の探究
著者名等 田澤晴子 /著  
出版 ミネルヴァ書房 2018.3
大きさ等 22cm 309,6p
分類 311.21
件名 政治思想-日本-歴史-大正時代 , 民俗学
個人件名 吉野 作造
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1966年 東京都生まれ。名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程修了。現在 岐阜大学教育学部准教授。主著『吉野作造――人世に逆境はない』(ミネルヴァ書房、2006年)ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:吉野作造と柳田国男の比較研究. 吉野作造における「国体」と「神社問題」. 柳田国男における民間「神道」観の成立とキリスト教. 柳田国男における「固有信仰」と「世界民俗学」. 一九二〇年代の柳田と吉野の政治思想. 「デモクラシー」と「生存権」. 「共同団結の自治」実現への模索. 吉野作造の「現代」政治史研究. 「郷土研究」とアカデミズム史学. 「大正デモクラシー」の学問の特徴. 「新しい歴史学」と「我々の文化史学」
内容紹介 吉野の「民本主義」論、東アジア論の全体から明治文化研究を読みなおし、その学問の本質を明らかにする。また柳田の思想を多角的な観点から再検討し、両者の学問に通じる第一次世界大戦のインパクト、普遍性への希求という特徴を明らかにする。
要旨 「大正デモクラシー」の学問といえば柳田民俗学がその象徴とされてきたが、吉野作造の明治文化研究も在野性や反権力性が論じられてきた。本書では、吉野の「民本主義」論、東アジア論の全体から明治文化研究を読みなおし、その学問の本質を明らかにする。また柳田国男の思想をキリスト教精神、アカデミズム、政治という観点から再検討し、両者の学問に通じる第一次世界大戦のインパクト、普遍性への希求という特徴を明らかにする。
目次 吉野作造と柳田国男の比較研究;第1部 「大正デモクラシー」と宗教精神(吉野作造における「国体」と「神社問題」―キリスト教精神の普遍化と国家神道批判;柳田国男における民間「神道」観の成立とキリスト教―「国民倫理」形成と神社合祀政策批判;柳田国男における「固有信仰」と「世界民俗学」―キリスト教との関連から);第2部 現実の政治認識と学説(一九二〇年代の柳田と吉野の政治思想―「共同団結の自治」と「政治的自由」;「デモクラシー」と「生存権」―吉野作造と福田徳三との思想的交錯;「共同団結の自治」実現への模索―「民俗」の価値および神道政策への提言;吉野作造の「現代」政治史研究―政治史講義を中心に;「郷土研究」とアカデミズム史学―「神話」研究の再興及び歴史資料編);「大正デモクラシー」の学問の特徴;「新しい歴史学」と「我々の文化史学」
ISBN(13)、ISBN 978-4-623-08161-5   4-623-08161-3
書誌番号 1113578675
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113578675

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