ソロモン・ヴォルコフ /著, 亀山郁夫 /訳, 梅津紀雄 /訳, 前田和泉 /訳, 古川哲 /訳   -- 慶應義塾大学出版会 -- 2018.4 -- 20cm -- 525,15p

資料詳細

タイトル ショスタコーヴィチとスターリン
著者名等 ソロモン・ヴォルコフ /著, 亀山郁夫 /訳, 梅津紀雄 /訳, 前田和泉 /訳, 古川哲 /訳  
出版 慶應義塾大学出版会 2018.4
大きさ等 20cm 525,15p
分類 762.38
件名 芸術と政治
個人件名 ショスタコーヴィチ,ドミトリー・ドミトリエヴィチ
注記 原タイトル:Шостакович и Сталин
注記 索引あり
著者紹介 【ソロモン・ヴォルコフ】1944年、旧ソ連タジク共和国生まれ。アメリカを拠点として活躍する音楽学者・ロシア文化史家・ジャーナリスト。レニングラード音楽院卒業後、雑誌『ソヴィエト音楽』の編集員を務める。1976年、アメリカに亡命。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 粛清の嵐のなかで、全体主義と芸術の相克を乗り越えようとしたロシア芸術家たちの戦い。ショスタコーヴィチとスターリン、天才芸術家と独裁者の奇妙な「共犯」関係を暴きだす。
要旨 ソヴィエト社会主義時代、独裁者スターリンにたいし抵抗とも服従ともいいがたい両義的な態度をとったショスタコーヴィチ。彼が生み出した作品もまた、時にプロパガンダ風であり、時に反体制的であるような二重性を帯びていた。著者ヴォルコフは、ショスタコーヴィチ再評価の機運をつくった前著『ショスタコーヴィチの証言』刊行四半世紀を経て、歴史的裏付けをとりつつ、独自の手法により作曲家の実像にさらに迫ろうと試みている。本書では、内面的なジレンマを抱えながらも、スターリンと直接わたりあうショスタコーヴィチを、ロシア史上の独特の人格、聖愚者に見立て、権力者との対峙の仕方を詳細に分析しているのである。スターリンは冷酷な顔をもつと同時に、芸術を愛する独裁者でもあった。しかし単に芸術家を庇護したわけではなく、彼らを国家的プロパガンダに利用し、弾圧した。パステルナーク、マンデリシターム、ブルガーコフ、エイゼンシュテイン、ゴーリキー、プロコーフィエフ…同時代の芸術家との関わりのなかで、ショスタコーヴィチは全体主義と芸術の相克をどのように乗り越えようとしたのか、スリリングに描き出していく。
目次 プロローグ 皇帝と詩人;第1章 幻影と誘惑;第2章 一九三六年―原因と結果;第3章 一九三六年―スフィンクスの目前で;第4章 皇帝の慈悲;第5章 戦争―憂慮と大勝利;第6章 一九四八年―「あらゆる場所に目を光らせ、敵を根絶せよ!」;第7章 断末魔の痙攣と皇帝の死;エピローグ スターリンの陰に
ISBN(13)、ISBN 978-4-7664-2499-7   4-7664-2499-9
書誌番号 1113579257
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113579257

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