21世紀ロシアとプロパガンダ --
ピーター・ポマランツェフ /著, 池田年穂 /訳   -- 慶應義塾大学出版会 -- 2018.4 -- 19cm -- 315p

資料詳細

タイトル プーチンのユートピア
副書名 21世紀ロシアとプロパガンダ
著者名等 ピーター・ポマランツェフ /著, 池田年穂 /訳  
出版 慶應義塾大学出版会 2018.4
大きさ等 19cm 315p
分類 302.38
件名 ロシア , 情報操作 , テレビジョンと政治
個人件名 プーチン,ウラジーミル
注記 原タイトル:Nothing is True and Everything is Possible
著者紹介 【ピーター・ポマランツェフ】 1977年ソ連のキエフでユダヤ人の家庭に生まれる。イギリスのTVプロデューサー、ジャーナリスト。Financial Times,Atlantic Monthlyなどの紙誌に精力的に寄稿している。ロシアをはじめとする「プロパガンダ」についてのオーソリティと目されている。1978年に、反体制派の作家であった父親イゴールの亡命に伴い、西独に出国。1980年にイギリスに渡る。エジンバラ大学を卒業後、2001年からロシアに滞在。とりわけ、2006年から10年までは、テレビ局TNTでリアリティー・ショーの制作に携わった。帰英後の2011年からNewsweekやAtlantic Monthlyに寄稿を始めた。1ダース以上の言語に訳された本書で、2016年度英国王立文学協会オンダーチェ賞を受賞している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 カネと権力に塗れたシュールな世界で、新たな独裁体制を築くプーチン。クレムリンに支配されたメディアの内側から、21世紀のロシア社会とプロパガンダの実態を描く。めくるめく華麗と虚飾のディストピア。ロシア版『一九八四年』。
要旨 21世紀のロシアでは、独裁さえもリアリティー・ショーである―。ロシア系イギリス人のTVプロデューサー、ピーター・ポマランツェフ。急成長を遂げるロシアのテレビ業界に潜入した彼は、図らずもロシアのあらゆる腐敗と遭遇する。映画監督に転身したギャング、ロシア史上最高の政治工学者、自爆テロ組織「黒い未亡人」を離れる売春婦、自殺したスーパーモデルとセクト、ロンドンに逃れ栄華を極めるオリガルヒ(新興財閥)―。モスクワ劇場占拠事件や、ベロゾフスキーとアブラモヴィッチの裁判に立ち合い、ロシア・メディアの内側に蠢くプロパガンディストのやり口を知るポマランツェフは、プーチン独裁の先鋭化とともに、自身もまたその体制内部に引き込まれていることに気づく。カネと権力に塗れたシュールな世界で、新たな独裁体制を築くプーチン。クレムリンに支配されたメディアの内側から、21世紀のロシア社会とプロパガンダの実態を描く話題作。
目次 第1幕 ロシアのリアリティー・ショー(幕が上がる;「固定観念にとらわれていない」;今どきのヒーロー ほか);第2幕 クレムリン・マトリックスの裂け目(幕が上がる;もう一つのロシア;入門儀礼 ほか);第3幕 さまざまな精神錯乱(幕が上がる;ソ連崩壊後のロシアのセクトの略史;「ザ・コール・オブ・ザ・ヴォイド」(頭の中で飛び降りちゃえと唆す声が聞こえる…) ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7664-2512-3   4-7664-2512-X
書誌番号 1113583439
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113583439

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