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【図書】 寛容とは何か

思想史的考察 --
福島清紀 ／著   -- 工作舎 -- ２０１８．３ -- ２２ｃｍ -- ３８９ｐ

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タイトル 寛容とは何か
副書名 思想史的考察
著者名等 福島清紀 ／著  
出版 工作舎 ２０１８．３
大きさ等 ２２ｃｍ ３８９ｐ
分類 133
件名 近代哲学 , 寛容
注記 索引あり
著者紹介 １９４９年１月、島根県簸川郡（現在の出雲市）大社町に生まれる。１９８０年、法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程、科目履修退学。その後、東京外国語大学非常勤講師などを経て、１９９０年、富山国際大学人文学部助教授。１９９４年、同教授。２００４年、同大学国際教養学部教授。２０１４年、同大学定年退職。２０１６年１１月１８日、逝去。享年６７歳。共著書『災害に向きあう』・『正義とは』（岩波書店）など。（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
内容 内容：政教分離の思想的基礎づけ．　相互的寛容への隘路．　一七世紀西欧における教会合同の試み．　《狂信》と《理性》．　党派性の克服はいかにして可能か．　国家と宗教．　明治期の政治・宗教・教育．　一九三〇年代の日本における「転向」の一様相．　寛容は共存の原理たりうるか．　福島清紀氏の思想研究　澤田直述
要旨 一七世紀、カトリックとプロテスタントの宗教対立が続くイギリスで「政教分離」を唱えたジョン・ロックから、ピエール・ベールの「他者」の視点、ライプニッツの「新旧両教会合同」計画、ヴォルテールと「カラス事件」、レッシングの『賢人ナータン』、マルクスによる「国家と宗教」、そして日本における内村鑑三不敬事件、中野重治の「転向」まで、著者は寛容思想の系譜を丹念に辿りながら、現代の我々に問いを投げかける。様々な対立が生み出す不寛容が世界を引き裂こうとしている現代、寛容（ｔｏｌ´ｅｒａｎｃｅ）は、果たして共生の原理たりうるのだろうか。著者がライフワークとして取り組んだ、寛容思想研究の集大成の書。
目次 第１部　近代西欧における寛容思想の展開（政教分離の思想的基礎づけ（ジョン・ロックの『寛容についての書簡』を中心に）；相互的寛容への隘路（ピエール・ベール論覚書）；一七世紀西欧における教会合同の試み（ライプニッツとボシュエとの往復書簡に関する一考察）；“狂信”と“理性”（ヴォルテール『寛容論』再考）；党派性の克服はいかにして可能か（レッシング『賢人ナータン』を中心に））；第２部　宗教・国家・市民社会の近代的構造連関と帝国憲法下の不寛容との闘い（国家と宗教（カール・マルクス「ユダヤ人問題によせて」に関する試論）；明治期の政治・宗教・教育（「内村鑑三不敬事件」と「教育と宗教の衝突」論争を中心に）；一九三〇年代の日本における「転向」の一様相（文学者中野重治の軌跡）；寛容は共存の原理たりうるか（ザルカ「寛容、あるいは共存の仕方」に寄せて））；特別寄稿　福島清紀氏の思想研究（法政哲学会をめぐって）（澤田直）
ISBN(13)、ISBN 978-4-87502-492-7　　 4-87502-492-4
書誌番号 1113584072
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113584072

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中央 ５階人文科学 Map 133 一般書 利用可 - 2062302294 iLisvirtual

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