奈良時代語を復元する -- 推理◎古代日本語の謎 --
安本美典 /著   -- 勉誠出版 -- 2018.5 -- 22cm -- 348p

資料詳細

タイトル 『古事記』『日本書紀』の最大未解決問題を解く
副書名 奈良時代語を復元する
シリーズ名 推理◎古代日本語の謎
著者名等 安本美典 /著  
出版 勉誠出版 2018.5
大きさ等 22cm 348p
分類 810.23
件名 日本語-歴史-奈良時代 , 古事記 , 日本書紀
著者紹介 1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊・邪馬台国』編集顧問。情報考古学会会員。専攻は、日本古代史、数理歴史学、数理文献学、数理言語学、文章心理学。主な著書に『神武東遷』(中央公論社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 当時の人々は『古事記』『日本書紀』を実際にはどのように発音していたのか?8つの母音があったとされる古代日本語の発音の全容を、正確かつ統一的に復元。統計学や確率論、計量言語学、データサイエンスの方法を駆使し、解読を進める。
要旨 『古事記』『日本書紀』をめぐる最初の、そして最大の謎は、その文章を、当時の人々が、どのように発音して読んでいたのかが、正確にはわからないことである。当時と現代とでは、発音の基本的体系が異なっていた。奈良時代には、現代と違い、八つの母音があったといわれる。それは、どのような音であったのか。この本は、発音記号を用い、古代の発言の全容を、はじめて、正確、かつ統一的に復元した。当時の、五十音図にあたる「字母表」を示した。我が国の計量言語学を代表する著者が、統計学や確率論、計量言語学、データサイエンスの方法を駆使し、暗号を解読するように解読を進める。これは、スリリングな、知的冒険の書である。『古事記』と『日本書紀』との表記法の違い、それぞれの特徴も示した。
目次 第1編 問題の所在―あなたも、奈良時代語が発音できる!;第2編 上代音探究は、なんの役に立つか?―語源の探求などに役立つ;第3編 探究の基礎―森博達氏の「二重母音説」と安本の「拗音説」との対比;第4編 『日本書紀』の万葉仮名―解読の重要な鍵、藤堂明保編『学研漢和大字典』;第5編 『古事記』の万葉仮名―表記にみられる規則性と法則性;資料編 『日本書紀』の全調査データ
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-22560-7   4-585-22560-9
書誌番号 1113594141

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