キューバの文学を読む --
久野量一 /著   -- 松籟社 -- 2018.5 -- 20cm -- 253p

資料詳細

タイトル 島の「重さ」をめぐって
副書名 キューバの文学を読む
著者名等 久野量一 /著  
出版 松籟社 2018.5
大きさ等 20cm 253p
分類 960.29
件名 キューバ文学
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1967年生まれ。東京外国語大学地域文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、東京外国語大学准教授。専攻はラテンアメリカ文学。訳書に、フアン・ガブリエル・バスケス『コスタグアナ秘史』(水声社)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:キューバ、「肯定の詩学」と「否定の詩学」. 断片の世界. ブエノスアイレスのビルヒリオ・ピニェーラ. 革命とゴキブリ. 騒々しい過去と向き合うこと. 『低開発の記憶』にみるエドムンド・デスノエスの苦悩. 亡命地としてのアルゼンチン. 「革命文学」のゆくえ. ポストソ連時代のキューバ文学を読む. 反マッコンド文学
内容紹介 自らのアイデンティティを自明視する「肯定の詩学」と、それを疑う「否定の詩学」。相反する2つの詩学を両輪に走り続けてきたキューバの文学を、複眼的な視線で追う。
要旨 キューバをめぐる二つの詩学―キューバは世界史上の磁場であり、特別な存在である、ゆえにこの島は「重い」。―キューバは曖昧で不明瞭な存在だ、言わばこの島には「重さがない」。自らのアイデンティティを自明視する「肯定の詩学」と、それを疑う「否定の詩学」。相反する二つの詩学を両輪に走り続けてきたキューバの文学を複眼的な視線で追う。
目次 キューバ、「肯定の詩学」と「否定の詩学」;第1部 ピニェーラとアレナス(断片の世界―ビルヒリオ・ピニェーラを読む;ブエノスアイレスのビルヒリオ・ピニェーラ;革命とゴキブリ―作家レイナルド・アレナス前夜);第2部 革命と知識人たち(騒々しい過去と向き合うこと―ラファエル・ロハス『安眠できぬ死者たち‐キューバ知識人の革命、離反、亡命』をめぐって;『低開発の記憶』にみるエドムンド・デスノエスの苦悩;亡命地としてのアルゼンチン―アントニオ・ホセ・ポンテとカリブ文学研究をめぐって);第3部 冷戦後のキューバ文学(「革命文学」のゆくえ;ポストソ連時代のキューバ文学を読む―キューバはソ連をどう描いたか?;反マッコンド文学―二十一世紀キューバにおける第三世界文学とダビー・トスカーナ『天啓を受けた勇者たち』)
ISBN(13)、ISBN 978-4-87984-364-7   4-87984-364-4
書誌番号 1113597081

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