地方創生の隘路を抜けて -- PHP新書 --
山下祐介 /著   -- PHP研究所 -- 2018.6 -- 18cm -- 310p

資料詳細

タイトル 「都市の正義」が地方を壊す
副書名 地方創生の隘路を抜けて
シリーズ名 PHP新書
著者名等 山下祐介 /著  
出版 PHP研究所 2018.6
大きさ等 18cm 310p
分類 361.98
件名 地域社会開発-日本 , 少子化-日本 , 労働問題-日本
著者紹介 首都大学東京准教授。1969年生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程中退。弘前大学准教授などを経て現職。専攻は都市社会学、地域社会学、農村社会学、環境社会学。東北の地方都市と農山漁村の研究を行い、津軽学・白神学にも参加。主な著書に『限界集落の真実』(ちくま新書)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 地方の衰退は、カネや仕事の問題ではない。「地方創生」では解決できなかった本当の原因を見極め、都市と地方のあるべき関係を説く。「選択と集中」「競争と淘汰」など、「都市の正義」が孕む罠を地域社会学者が鋭く指摘する。
要旨 地方を救うため、まず最初に行なうべきは、地方に仕事をつくること。「地方創生」はこの方針を掲げさまざまな取り組みを行っているが、地方にはすでに仕事がある。しかもそれは第一次産業や建設業など、日本人の日々の暮らしに必要不可欠のものだ。問題はそうした仕事の「職業威信」が低いことである。田舎の仕事は威信が低く、都会の仕事は威信が高い。そうした価値観は、いかにして醸成されてきたのか。さらに「選択と集中」「競争と淘汰」など、止むを得ないと見なされる「都市の正義」がはらむ罠を、地域社会学者が鋭く指摘する。
目次 第1章 検証・「地方創生」(日本創成会議の「地方消滅」論;政府の「地方創生」論);第2章 都市化がもたらす人口減少(人口減少社会の正体;大都市圏の暮らしと地方の仕事―東京一極集中の正体 ほか);第3章 東京から見た地方創生(「東京だけが頑張っている」という誤解;地方創生を首都圏から考える ほか);第4章 都市の正義が地方を壊す(「地方消滅」から四年の経験;都市の正義から、多様なものの共生へ ほか);第5章 人口減少を克服するための地方創生とは(みなで負担し、みなで享受する制度―社会の回復;地方創生の問題解決サイクルを検証する ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-569-84088-8   4-569-84088-4
書誌番号 1113599630
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113599630

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