最良の政治制度とは何か -- MINERVA人文・社会科学叢書 --
川中豪 /編著   -- ミネルヴァ書房 -- 2018.7 -- 22cm -- 265p

資料詳細

タイトル 後退する民主主義、強化される権威主義
副書名 最良の政治制度とは何か
シリーズ名 MINERVA人文・社会科学叢書
著者名等 川中豪 /編著  
出版 ミネルヴァ書房 2018.7
大きさ等 22cm 265p
分類 312
件名 発展途上国-政治 , 民主主義-発展途上国 , 権威
注記 索引あり
著者紹介 1989年早稲田大学法学部卒業。博士(政治学・神戸大学)。現在:アジア経済研究所地域研究センター長。専門:比較政治学,新興民主主義研究,政治制度論,東南アジア政治。主著に「東南アジア諸国の選挙管理」大西裕編著『選挙ガバナンスの実態 世界編』ミネルヴァ書房,2017年。『選挙管理の政治学―日本の選挙管理と「韓国モデル」の比較研究』(共著)有斐閣,2013年。『東南アジアの比較政治学』(共著)アジア経済研究所,2012年。「フィリピンの大統領制」粕谷祐子編著『アジアにおける大統領の比較政治学』ミネルヴァ書房,2010年。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:民主主義の後退 川中豪著. 「民主主義の後退」をめぐる理論 川中豪著. 政治参加の拡大と民主主義の崩壊 重冨真一著. 非政党選挙管理政府制度と政治対立 湊一樹著. 外圧の消滅と内圧への反発 間寧著. 一党優位と民主主義 牧野久美子著. 重層的マシーン政治からポピュリスト体制への変容か 大串敦著. 民主主義と非民主主義の併存 馬場香織著. 表現の自由・水平的アカウンタビリティ・地方の民主主義 菊池啓一著. 新興民主主義はどこへ 川中豪著
要旨 民主化の第三の波は多くの人々から期待を持って迎えられたものの、必ずしもその期待通りの結果をもたらすものではなかった。経済の停滞、所得格差、政治不安によって人々の失望を引き起こすこともあった。それは民主主義を後退させ、権威主義の強化を生む。本書は、アジア、中東、アフリカなど世界各国の事例から新興民主主義国の現状を把握することによって、民主主義という政治制度の持つ意味をあらためて考えるものである。
目次 序章 民主主義の後退―発展途上国における政治危機;第1章 「民主主義の後退」をめぐる理論;第2章 政治参加の拡大と民主主義の崩壊―タイにおける民主化運動の帰結;第3章 非政党選挙管理政府制度と政治対立―バングラデシュにおける民主主義の不安定性;第4章 外圧の消滅と内圧への反発―トルコにおける民主主義の後退;第5章 一党優位と民主主義―南アフリカにおける民主主義の揺らぎ;第6章 重層的マシーン政治からポピュリスト体制への変容か―ロシアにおける権威主義体制の成立と展開;第7章 民主主義と非民主主義の併存―メキシコにおける地方の競争的権威主義体制;第8章 表現の自由・水平的アカウンタビリティ・地方の民主主義―定量データでみる世界の新興民主主義;終章 新興民主主義はどこへ
ISBN(13)、ISBN 978-4-623-08358-9   4-623-08358-6
書誌番号 1113612196

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