逆井聡人 /著   -- 青弓社 -- 2018.7 -- 20cm -- 354p

資料詳細

タイトル 〈焼跡〉の戦後空間論
著者名等 逆井聡人 /著  
出版 青弓社 2018.7
大きさ等 20cm 354p
分類 910.264
件名 日本文学-歴史-昭和後期 , 映画-日本-歴史-昭和後期 , 闇市
著者紹介 1986年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。博士(学術)。現在、東京外国語大学世界言語社会教育センター特任講師。専攻は日本近現代文学、比較文学、表象文化論。共著に『盛り場はヤミ市から生まれた』(青弓社)、論文に「原罪に代わるもの―戦後道徳と荒正人」(「言語態」第14号)、“Fight for the Right to Live:Kim Tal-su’s Novels and ‘Third Country National’ Discourse”(Literary Intervention and Political Culture in South Asia)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:〈焼跡〉・〈闇市〉を問い直す. 語られない焼跡. 過去が憑依する場. 闇市とレイシズム. 物語のなかの闇市. 田村泰次郎「肉体の門」論. 〈焼跡〉が闇市を周縁化する. 「居たたまれなさ」を越えて. 「異郷」の空間性. 「おかみさんたち」のたたかい. 〈焼跡〉の抱擁から離れて
要旨 焼跡や闇市を表象する小説や映画、批評を検証することを通して、私たちがもつ戦後日本という歴史認識や国土イメージをあぶり出す。閉塞する「戦後日本」という枠組みから、「冷戦期日本」という歴史認識へのパラダイムシフトを提起する挑発的な試み。
目次 “焼跡”・“闇市”を問い直す;第1部 焼跡・闇市のイメージ編成(語られない焼跡―戦後日本映画批評と焼跡表象;過去が憑依する場―『二十年後の東京』と『野良犬』に見る戦災復興;闇市とレイシズム―闇市の構造と取り締まりにおける対象変遷;物語のなかの闇市);第2部 戦後日本から冷戦期日本へ―国民的地景と異郷(田村泰次郎「肉体の門」論―「新生」の物語と残余としての身体;“焼跡”が闇市を周縁化する―石川淳「焼跡のイエス」論;「居たたまれなさ」を越えて―宮本百合子「播州平野」をめぐる「戦後」の陥穽;「異郷」の空間性―金達寿「八・一五以後」;「おかみさんたち」のたたかい―民族教育と濁酒);“焼跡”の抱擁から離れて
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-3439-1   4-7872-3439-0
書誌番号 1113614090
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113614090

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