あるいは、時の形象をめぐる瞑想 --
イーヴァル・エクランド /〔著〕, 南條郁子 /訳   -- みすず書房 -- 2018.8 -- 20cm -- 172,22p

資料詳細

タイトル 予測不可能性、あるいは計算の魔
副書名 あるいは、時の形象をめぐる瞑想
著者名等 イーヴァル・エクランド /〔著〕, 南條郁子 /訳  
出版 みすず書房 2018.8
大きさ等 20cm 172,22p
分類 415.7
件名 カタストロフィー , 時間・空間
注記 原タイトル:LE CALCUL,L’IMPREVU
注記 文献あり
著者紹介 【イーヴァル・エクランド】パリ第9パリ・ドフィーヌ大学エメリタス教授。1944年、パリ生まれ。CNRS研究員を経て、1970年から2002年まで、パリ第9大学を中心に数学科の教授を務め、エコール・ポリテクニーク、サン・シール陸軍士官学校などでも教鞭をとる。1989年から1994年まではパリ第9大学学長、2003年から2011年にはカナダのブリティッシュ・コロンビア大学教授、パシフィック数理科学研究所所長も務めた。1996年、ベルギー王立科学アカデミーグランプリを受賞。1997年よりノルウェー科学アカデミー会員。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 数学で「時」を捉えられるだろうか?予測可能な宇宙から計算不可能な宇宙へ、計算から幾何へ…。時の本性に迫った天才数学者たちの仕事を振り返る、珠玉の数学読み物。
要旨 数学で“時”を捉えられるだろうか?ニュートンは決定論的な宇宙の中に時を封じ込め、ポアンカレは世界の複雑性の中に時のダイナミズムを再発見し、ルネ・トムは「形」によって時を捉えようとしたが、時の本性はいつも数学者たちの手をすり抜ける―。たゆみなく流れているはずの時が運動と軌跡の内部に組み込まれてしまう第一章。物理世界の随所に潜む無秩序と計算不可能性が発見されるとともに、根本的に新しい時のイメージが浮上する第二章。時を捉えるもう一つの数学として、発表当時センセーショナルに関心を呼んだカタストロフ理論を、その限界とともに鮮やかに振り返る第三章。そして最終章では、時の物理数学と文学が思いもよらない形で結びつく。この世界の変転は計算し尽くせない。だからこそ、時の本性を捉えることは数学者たちの見果てぬ夢であり続ける。数学書の優れた書き手として知られるエクランドの著書のなかでも、時の形象という絶妙なテーマに沿って書かれた本作は、フランスでジャン・ロスタン賞を受賞し、日本語以外に9ヵ国語に翻訳されている珠玉作だ。
目次 第1章 天球の音楽(ケプラーの法則;天体力学;古典的決定論);第2章 砕けた水晶玉(不可能な計算;ポアンカレの仕事;決定論的でありながらランダム ほか);第3章 帰ってきた幾何(注意書き;散逸系;カタストロフ ほか);第4章 終わりと始まり
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-08702-1   4-622-08702-2
書誌番号 1113614493
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113614493

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