エクス・リブリス --
王聡威 /著, 倉本知明 /訳   -- 白水社 -- 2018.8 -- 20cm -- 249p

資料詳細

タイトル ここにいる
シリーズ名 エクス・リブリス
著者名等 王聡威 /著, 倉本知明 /訳  
出版 白水社 2018.8
大きさ等 20cm 249p
分類 923.7
著者紹介 【王聡威】1972年、台湾・高雄生まれ。国立台湾大学哲学科卒、同大学芸術史研究科修士。デビュー以降、台湾文学賞、宗教文学賞、打狗文学賞など、数々の文学賞を受賞。2003~05年には、甘耀明、伊格言ら7人の若手作家と「8P」を結成、新たな創作活動を宣言する。08年刊行の長篇小説『濱線女兒─哈瑪星思戀起(浜線の女―ハマセン恋物語)』で巫永福文学賞を受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 幼い娘を抱える30代の平凡な主婦・美君は、夫や親、同僚、友人たちとの関係をなぜ次々に断っていったのか…。日本の孤独死事件を台湾の異才が小説化。誰にでも起こりうる震撼の事件の全貌を、独白体によって鮮烈に描き出す。
要旨 本書は、2013年に起こった「大阪市母子餓死事件」がモチーフになっている。当時マンションの一室で28歳の女性と3歳の息子が餓死状態で見つかり、電気とガスも止められていた。母子の孤独死は、無縁社会を象徴する事件として台湾でも大きく報じられ、衝撃を受けた著者は、舞台を台湾に置き換えて、本書を書き上げた。主人公の美君は、6歳の娘・小娟と暮らす30代の女性。あるとき、夫の阿任から暴力を受け、美君は家を出る。地下鉄で20分しか離れていない家に移り、夫からの連絡をひそかに待ちながら、夫のこと、元彼のこと、職場のこと、結婚・出産の時のことなど、過去をさまざまに思い返す。一方で、夫、元彼、同僚、親、弟、友人の独白からは、まったく異なる美君の姿が浮かび上がってくる。他者からどう見られるかを常に意識して行動し、自分が選ばれるべき人間だと自負する美君。Facebookのページを開設し、グループLINEにも参加してはいたが、つながっている人はほとんどいなかった。すれ違う意識と噛み合わない現実。美君は、しだいに自らを追い込んでいく…。
ISBN(13)、ISBN 978-4-560-09270-5   4-560-09270-2
書誌番号 1113614795
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113614795

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中央 5階人文科学 Map 923.7 一般書 利用可 - 2063306420 iLisvirtual
鶴見 公開 Map 923/ワ 一般書 利用可 - 2063381422 iLisvirtual
保土ケ谷 公開 Map 923 一般書 利用可 - 2064288248 iLisvirtual