ロス・クラシコス --
フアン=エウヘニオ・ハルツェンブッシュ /著, 稲本健二 /訳   -- 現代企画室 -- 2018.8 -- 20cm -- 133p

資料詳細

タイトル テルエルの恋人たち
シリーズ名 ロス・クラシコス
著者名等 フアン=エウヘニオ・ハルツェンブッシュ /著, 稲本健二 /訳  
出版 現代企画室 2018.8
大きさ等 20cm 133p
分類 962
注記 原タイトル:Los Amantes de Teruel
著者紹介 【フアン=エウヘニオ・ハルツェンブッシュ】スペイン・ロマン主義演劇の中心的存在。劇作だけでなく、詩にも散文にも筆を染めた。ドイツ系移民の二世としてマドリードに生まれたが、二歳の時に母親を失い、ナポレオンの侵略でマドリードを離れたり、父親の政治活動が原因で財産没収の憂き目にあったりして、極貧の幼少期を過ごした。父親の工房で家具職人として働き出したが、サン・イシードロ学院で学んだ外国語の能力を活かして、外国文学の翻訳や翻案をして糊口をしのいだ。速記者として国会の議事録作成に従事したり、文芸雑誌とも関係ができたお陰で、作品を発表する機会を得ていく。最初の戯曲は失敗に終わったが、1837年の年頭に初演された『テルエルの恋人たち』が大成功を収めた。以後も戯曲を発表し続けるが、国立図書館で司書の職を得て、スペイン古典文学の研究にのめり込んでいく。スペイン古典劇の三大劇作家の作品集を企画・校閲、セルバンテスの『ドン・キホーテ』を四巻本で記念出版などを手がける。1847年にスペイン王立言語アカデミアの会員に推挙され、55年には師範学校の校長、62年には国立図書館館長となり、19世紀後半の知識人を代表する存在となる。館長職を定年まで勤めあげた後、病魔におかされて80年に74才で生涯を閉じた。代表作『テルエルの恋人たち』の他にも、『ドニャ・メンシーア あるいは 異端審問所での結婚式』(1838)、『サンタ・ガデアの誓い』(1845)、『純潔王アルフォンソ』(1841)等の歴史劇に秀で、『魔法の小瓶』(1839)、『セレスティーナ母さんの粉薬』(1841)といった視覚的な舞台効果を多用する魔法(マジック)劇にも独自の才能を開花させた。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 レコンキスタ華やかなりし頃、スペイン東部のテルエルという町で悲恋の物語が生まれた。この悲恋を下書きにして生まれた、スペイン・ロマン主義演劇の代表作というべき戯曲を翻訳。
要旨 レコンキスタ華やかなりし頃、スペイン東部のテルエルという町で悲恋の物語が生まれた。16世紀に同じ町の教会で男女二人のミイラが発見された。二つが結びついてスペインでは誰もが知る伝説となり、19世紀になってこの悲恋の伝説を下敷きにして、スペイン・ロマン主義演劇の代表作というべきこの戯曲は生まれた。
ISBN(13)、ISBN 978-4-7738-1809-3   4-7738-1809-3
書誌番号 1113619094
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113619094

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