名詩の本歌取り -- 研文選書 --
矢嶋美都子 /著   -- 研文出版 -- 2018.10 -- 20cm -- 232p

資料詳細

タイトル 唐詩の系譜
副書名 名詩の本歌取り
シリーズ名 研文選書
著者名等 矢嶋美都子 /著  
出版 研文出版 2018.10
大きさ等 20cm 232p
分類 921.43
件名 唐詩 , 中国詩-作法-歴史
著者紹介 1950年群馬県高崎市生まれ。亜細亜大学法学部教授。博士(人文科学、お茶の水女子大学)。著書『研究資料漢文学 詩 Ⅲ』(共著、明治書院、1993)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 語句の意味解釈だけでは釈然としない表現のある唐詩(本歌取りしている詩)の本歌を探す途中で出会った幾多の作品を系譜として整理。本歌取りの創意工夫の痕跡から本歌を織り込む詠いぶりの変化を読み解き、唐詩の重層的で複雑な世界、修辞の面白さを伝える。
目次 1 初唐・張九齢の「照鏡見白髪」詩を本歌とする詩―官僚人生の哀歓を詠う詩の系譜;2 初唐・張九齢の「秋夕望月」詩を本歌とする詩―恋しい人を待つ庭に「青苔」「黄葉」がある情景の系譜;3 盛唐・王維の「送元二使安西」詩を本歌とする詩―特に親しい友人との別れを惜しむ詩の系譜;4 盛唐・王維の「九月九日憶山東兄弟」詩を本歌とする詩―「屈折した望郷表現」の系譜;5 盛唐・王昌齢の「芙蓉楼送辛漸」詩を本歌とする詩の系譜―旅立つ人に伝言を託す構想の送別詩;6 盛唐・岑参の「磧中作」詩を本歌とする詩の系譜―旅の困難さを砂漠の旅に見立てて詠う詩;7 盛唐・崔〓(こう)の「黄鶴楼」詩を本歌とする詩―名勝の懐古から郷愁を呼び起こす構想の系譜;8 中唐・元〓(しん)の「行宮」詩を本歌とする詩の系譜―玄宗の栄華を懐古する詩;9 盛唐・李白の「清平調子」其三を本歌とする詩の系譜―美しい楊貴妃が「闌干に倚る」構図の本歌取り;10 雁に託す望郷表現の系譜―初唐の詩人が開発した南の地で詠った雁の詩;11 日本漢詩にみる唐詩の受容(本歌取り?)
ISBN(13)、ISBN 978-4-87636-439-8   4-87636-439-7
書誌番号 1113625616
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113625616

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 921.4 一般書 利用可 - 2064042052 iLisvirtual