「卑しい体」がつくる医学、技術、権力の歴史 --
グレゴワール・シャマユー /著, 加納由起子 /訳   -- 明石書店 -- 2018.9 -- 19cm -- 583p

資料詳細

タイトル 人体実験の哲学
副書名 「卑しい体」がつくる医学、技術、権力の歴史
著者名等 グレゴワール・シャマユー /著, 加納由起子 /訳  
出版 明石書店 2018.9
大きさ等 19cm 583p
分類 490.75
件名 人体実験-歴史 , 医療倫理-歴史 , 科学と政治-フランス-歴史
注記 原タイトル:Les corps vils
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【グレゴワール・シャマユー】1976年,ルルド生まれ.カント哲学者,かつバシュラール,カンギレーム,フーコーというフランス認識論者の系譜に連なる科学技術の思想史家,リヨン,エコール・ノルマル・シュペリウールCERPHI(修辞・哲学・思想史研究所)に哲学研究員として所属.デクーヴェルト社の叢書「ゾーン」編集長も務める.本書のほか,主要著作に『マンハント――狩りの権力の歴史と哲学』(La Fabrique,2010),『ドローンの哲学』(La Fabrique,2013.邦訳が明石書店から2018年に刊行)がある.また、カントの論考の論考を始め,ジョナサン・クレーリーの『24/7――眠らない社会』,マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』,クラウゼヴィッツの教科書『軍事的戦略の基本』の仏訳を発表している.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 医学実験にともなうリスクは、差別的に不平等に社会の中で配分されていた。「生きた人体の医学的実験への供与システム」を政治思想史、医学史の両分野から描き出すと同時に、テクノロジーへの関心を通して哲学と医学史の新しい協働の可能性を示す。
要旨 医学実験にともなうリスクは差別的に不平等に社会の中で配分されていた。死刑宣告を受けた者、懲役中の者、獄につながれた者、孤児、娼婦、植民地住民、あるいは瀕死の病人など、すでに卑賎とされていた人々が「社会」に代わってリスクを引き受けていたのである。「生きた人体の医学実験への供与システム」を医学史、政治思想史の両分野から描く。
目次 第1章 刑死体;第2章 死刑囚の体;第3章 種痘、あるいは大衆試験;第4章 自己実験;第5章 臨床試験と扶助契約;第6章 治療的試験の権利;第7章 治療的試験の危機と変容;第8章 病理実験;第9章 モルモットと交わされた実験承諾書;第10章 現象世界の実験領域への変貌;第11章 植民地の実験
ISBN(13)、ISBN 978-4-7503-4728-8   4-7503-4728-0
書誌番号 1113626786
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113626786

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