朝日選書 --
三橋順子 /著   -- 朝日新聞出版 -- 2018.10 -- 19cm -- 323,11p

資料詳細

タイトル 新宿「性なる街」の歴史地理
シリーズ名 朝日選書
著者名等 三橋順子 /著  
出版 朝日新聞出版 2018.10
大きさ等 19cm 323,11p
分類 384.9
件名 遊廓-東京都新宿区-歴史 , 性風俗-東京都新宿区-歴史 , 歌舞伎町(東京都新宿区)
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1955年生まれ。性社会・性文化史研究者。明治大学・都留文科大学・関東学院大学非常勤講師。主な研究分野はトランスジェンダー(性別越境)、買売春(戦後)の歴史的分析。著書に『女装と日本人』(講談社現代新書、橋本峰雄賞)、編著に『性欲の研究 東京のエロ地理編』(井上章一と共編、平凡社)、主な論文に「現代日本のトランスジェンダー世界――東京新宿の女装コミュニティを中心に」(矢島正見編著『戦後日本女装・同性愛研究』中央大学出版部、所収)、「性と愛のはざま――近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う」(岩波講座日本の思想5 身と心:人間像の転変』所収)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 ヘテロ、ゲイ、レズビアン、女装者が共存する「性なる街」の歴史地理。新宿が御苑周辺から西に拡大しながら、さまざまな性が共存する盛り場になっていく過程を、地図や交通網、地形、古老の証言によって解説する。古地図・古写真多数掲載。
要旨 新宿の歓楽街は、酒場、ソープランド、ゲイタウン、女装者のコミュニティ、レズビアンが集まる店などが混在する、他に類のない地域だ。今にぎやかな歌舞伎町界隈はもともと場末で、戦後まもなく都電の停留所が移転してきて栄えるようになった。闇市に起源をもつ飲み屋街がいくつもあり、非合法な買売春が行われた「青線」だった。新宿御苑に近い「二丁目」は、江戸の宿場町・戦前の遊廓・戦後の「赤線」といった男と女の色街の跡地だ。1958年(昭和33)の売春防止法で、買売春が黙認されてきた「赤線」は没落、そこに1960年代末からゲイバーが集まりだして、世界有数の「ゲイタウン」が形成されていく。古地図や写真の中に、街の片隅に、わずかに遺されたかつての「性なる場」の痕跡を掘り起こし、「盛り場・新宿」ができあがる過程を読み解く。
目次 第1章 「新宿遊廓」はどこにあった?;第2章 「赤線」とは何か(1)―その成立;第3章 「赤線」とは何か(2)―実態と経済;第4章 「赤線」とは何か(3)―その終焉;第5章 新宿の「青」と「赤」―戦後における「性なる場」の再編;第6章 欲望は電車に乗って―都電と「赤線」;第7章 「千鳥街」を探して―焼け跡・闇市系飲み屋街の記憶
ISBN(13)、ISBN 978-4-02-263077-3   4-02-263077-9
書誌番号 1113629054

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 384.9 一般書 予約受取待 - 2063540563 iLisvirtual