高橋亨 /編, 辻和良 /編   -- 森話社 -- 2018.10 -- 22cm -- 267p

資料詳細

タイトル 栄花物語歴史からの奪還
著者名等 高橋亨 /編, 辻和良 /編  
出版 森話社 2018.10
大きさ等 22cm 267p
分類 913.392
件名 栄華物語 , 物語文学-歴史-平安時代
著者紹介 【高橋亨】名古屋大学名誉教授、専攻=物語文学。『源氏物語の詩学』(名古屋大学出版会、2007年)、『〈紫式部〉と王朝文芸の表現史』(編著、森話社、2012年)。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:物語と歴史の境界あるいは侵犯 高橋亨著. エクリチュールとしての『栄花物語』 桜井宏徳著. 藤原登子 高橋照美著. 源倫子 吉海直人著. 永平親王の語りをめぐって 土居奈生子著. 『栄花物語』の立后と「一の人」 村口進介著. 『栄花物語』「みはてぬゆめ」巻の構造 星山健著. 二人のかぐや姫 久保堅一著. 『栄花物語・初花』の〈語り手女房〉 山下太郎著. 『栄花物語』、固有の〈歴史〉語り 辻和良著. 『栄花物語』進命婦考 廣田收著. 『狭衣物語』と『栄花物語』についての一考察 神田龍身著
内容紹介 史実から逸脱した不正確な歴史書とみなされてきた『栄花物語』を「歴史」叙述の側からでなく、「物語」表現として再検討。その論理や表現の構造を明らかにし、『栄花物語』研究の新たな可能性を探る。
要旨 『栄花物語』を嚆矢とする歴史物語は、これまで文学作品と認識されつつも、「歴史書」であるともみなされてきた。しかし、『栄花物語』が“物語”であることの意味を真に問うため、「歴史書」という認識をいったん傍らに置いて、『栄花物語』を徹底的に“物語”として読み、その論理や表現の構造を明らかにする。
目次 物語と歴史の境界あるいは侵犯;エクリチュールとしての『栄花物語』―『狭衣物語』との近似性に着目して;藤原登子―“物語化”された尚侍;源倫子―その摂関家の正妻らしからぬ行動;永平親王の語りをめぐって―「十二ばかりに」に着目して;『栄花物語』の立后と「一の人」―歴史認識の形成;『栄花物語』「みはてぬゆめ」巻の構造―不敬事件へと収斂する物語;二人のかぐや姫―『栄花物語』巻第六「かかやく藤壺」の彰子と定子;『栄花物語・初花』の“語り手女房”―語り換えの方法;『栄花物語』、固有の“歴史”語り―小一条院東宮退位をめぐる延子・顕光の恨み;『栄花物語』進命婦考―続編の叙述の方法をめぐって;『狭衣物語』と『栄花物語』についての一考察―賀茂斎院神事の記録
ISBN(13)、ISBN 978-4-86405-133-0   4-86405-133-X
書誌番号 1113633612
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113633612

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