神山睦美評論集 --
神山睦美 /著   -- 幻戯書房 -- 2018.11 -- 20cm -- 316p

資料詳細

タイトル 日本国憲法と本土決戦
副書名 神山睦美評論集
著者名等 神山睦美 /著  
出版 幻戯書房 2018.11
大きさ等 20cm 316p
分類 904
件名 文学
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1947年1月、岩手県生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス分科卒。文芸評論家。2011年『小林秀雄の昭和』で第2回鮎川信夫賞を受賞。その他の著書に『吉本隆明論考』『思考を鍛える論文入門』『読む力・考える力のレッスン』『二十一世紀の戦争』『大審問官の政治学』『希望のエートス 3・11以後』『サクリファイス』など多数。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:日本国憲法と本土決戦. 個人の生を超えてゆくもの. 自己中心性と生成する力. 推進力としての不安と怖れ. 詩の不自由について. 黒田喜夫の葬儀の場面から. 生死の境. 漱石の漢詩. 千里を飛ぶ魂の悲しみ. 村上春樹作品に見られる「気がかり」. 内向きから外の世界へ. 共苦と憐憫. 批評の精髄. 究極的な批評の形式. 後ろ向きの前衛. 「没後の門人」の「不思議な恋愛感情」. アメリカを欲望し続ける者. 非国民のためのオブセッション. 「再帰」から紡がれる言葉. プルーストの文学の普遍性を問う. ミメーシスとしての鎌倉佐弓. 窓の外の暗闇を一瞬のように駆け抜ける「Tiger」のイメージ. 人間のうちの見捨てられたひとびとよりもさらに下方に位置する言語. 遠藤周作『沈黙』をめぐって 若松英輔述
内容紹介 近年の注目すべき文芸作品を読み解きながら、災害後の社会を覆う「ニッポン・イデオロギー」という「反動感情」を撃つ、神山思想の現在形。巻末に遠藤周作『沈黙』をめぐる若松英輔氏との対談を収録。
要旨 共苦(コンパッション)と憐憫(ピティ)―苦難に遭えば遭うほど、自分のことはさておいて、さらに苦しんでいる人々に手をのべずにはいられなくなる。東日本大震災後に顕わになったそんなエートスは、どこにいってしまったのだろう。災害後の社会を覆う「反動感情」を撃つ、神山思想の現在形。
目次 1 思想の現場から(日本国憲法と本土決戦―柄谷行人『憲法の無意識』への系譜;個人の生を超えてゆくもの―吉本隆明『全南島論』の思想を接ぎ木するために ほか);2 文学の現在(詩の不自由について;黒田喜夫の葬儀の場面から ほか);3 批評の実践(批評の精髄―江田浩司『岡井隆考』;究極的な批評の形式―詩論展望 ほか);4 対話から照らされる思想(遠藤周作『沈黙』をめぐって―若松英輔との対談)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86488-157-9   4-86488-157-X
書誌番号 1113634338

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